『れんげ食堂』と『バーミヤン』はどれ?

残るAとBの解答ですが、Aが『れんげ食堂 東秀』、Bは『バーミヤン』の天津飯でした。
『れんげ食堂 東秀』は、オリジン弁当を手掛ける「オリジン東秀」が手掛ける町中華チェーンで、東京、千葉、神奈川を中心に展開しています。リーズナブルかつ気軽に入れる明るいお店なので、いま若い人にも大人気です。

その『れんげ食堂 東秀』では、今年の卵不足の時期にも「天津飯」を頑張って提供していました。半熟とろとろ&ふわふわ玉子に、ネギがのっているのが特徴。餡もたっぷりかかっていて、口にすると、中華ダシが効いた醤油味が口内にパッと広がります。
酸味はほぼなく、ほんのり甘め。卵と餡がなめらかで口当たりがよく、ご飯と混ざり合って、舌の上でつるんと消えていくよう。550円でこの美味しさは嬉しい限りです。
では、最後にBの『バーミヤン』の特徴を見ていきましょう。

今年の前半、卵不足の時期に話題になったのが『バーミヤン』のメニューから「天津飯」が消えたことでした。しかし7月中旬に復活! 喜んでいる方も多いのではないでしょうか。
バーミヤンの天津飯は、ほかの3店と比較すると、玉子の厚みは薄めで、なおかつ餡の味もかなりあっさりしています。天津飯だけだと少々、物足りないのですが、餃子やから揚げと食べるとちょうどよい味&量。ちなみに「天津炒飯」というメニューもあり、ごはんの部分が炒飯になっているので、単品で食べるならこちらがオススメ。

というわけで、「天津飯」好きの人には簡単な問題だったかもしれませんが、各社、非常に天津飯に力を入れていることがよくわかりますよね。みなさんの推し「天津飯」はどこのでしょうか?
(撮影・文◎土原亜子)