
●『丸亀製麺』の「丸亀シェイクうどん」新作を調査。新作3つを食べ比べ
全ての店舗で粉から作る”打ち立て&茹で立て”のもっちもちうどんが大評判の讃岐うどんチェーン『丸亀製麺』では、9月5日より大人気テイクアウト専用メニュー「丸亀シェイクうどん」第3弾の発売をスタート。過去2作の美味しいテイストにすっかり魅了されてしまったうどん民を中心に、連日多くのお客さんからオーダーを受けている模様です。
今回の新作は、ガッツリ系の「ピリ辛肉そぼろぶっかけうどん」、さっぱりテイストの「凍らせレモンのおろしぶっかけうどん」、そして山菜の旨みたっぷりの「山菜おろしぶっかけうどん」の全3品。クリアなカップに茹で立てのうどん1玉と具材&ぶっかけだしを入れて提供されます。今年5月の初登場から、わずか4カ月で累計350万食以上を販売している大ヒットメニュー。今回も美味しさに関してはまず間違いはないでしょうということで、さっそく最寄りの『丸亀製麺』へ直行。3品全てを実食して、気になる味をしっかり確認してみたいと思います!
「ピリ辛肉そぼろぶっかけうどん」

まずは「ピリ辛肉そぼろぶっかけうどん」。豚挽き肉をじっくり炒めて旨みを引き出した自家製肉そぼろをメインに、玉子ちりちりと刻みネギ、刻み海苔を添え、甘辛仕立てのてりやきだれを加えた特製ぶっかけだし、さらにラー油とかつお粉をかけて仕上げた一品です。

念入りにシェイクし、混ぜ合わさったところを一口。芳醇なごま(ラー油)の香りに甘味、そのすぐ後にピリッとした辛味と旨みがじんわりと広がります。もっちりした食感のうどんに、豚挽き肉そぼろの旨みが合わさり、箸が止まらない美味しさです。あっという間にうどん1玉をすすり尽くすも、カップに残ったぶっかけだしと具材がまるで“具沢山の食べるスープ”のようになり、だしの一滴&肉そぼろの一粒も残すことなく、キレイに完食してしまいました。ウマかったあ!
「凍らせレモンのおろしぶっかけうどん」

2品目は「凍らせレモンのおろしぶっかけうどん」。レモンの風味と香りを効かせた特製レモンぶっかけだしに、キン冷えの凍らせレモンが4粒、大根おろしと刻みネギを具材に加えた一品です。

こちらも全体をシャカシャカして、ぶっかけだしと大根おろしがしっかり混ざったところをうどんと一緒にずずずず。特製だしは自身の味に加えてレモンの粒から染み出た酸味と皮の苦味が溶け込み、さらに大根おろしの味わいと嫌みのないざらっとした舌触り、刻みネギの食感も加わって、すっきりさっぱり爽やかな美味しさを感じさせてくれます。
直前に食べた「肉そぼろ」とベクトルが全く違う油感皆無の味わいなのに、うどんがしっかりとマッチしているのはさすがです。具材の凍らせレモンも食べてみると、酸味と皮の苦味がかなり強いです。7月に食べた第2弾の「凍らせレモン」とはレモンが別物なのか、はたまた現在の筆者のカラダがレモンそのものを欲していないほど良好(?)なのか。今回はレモンの完食は断念し、うどんとぶっかけだしを食べ切ってのフィニッシュです。
「山菜おろしぶっかけうどん」

最後は「山菜おろしぶっかけうどん」。煮汁にとろみを少し付けて仕上げた山菜と大根おろしを具材にした、シンプルな構成の一杯です。こちらもしっかりとシェイクし、全体に馴染んだところで食べていきます。他のふたつがインパクト強めの派手な味わいだったせいか、優しくてほっとする美味しさです。

山菜はわらびやぜんまい、たけのこと薄切りのにんじんは確認できましたが、なめこの姿は見当たらず(入れ忘れた?)。ただ、いずれもシャキシャキの食感を備えつつ、また味の主張がさほど強くないこともあって、うどんやぶっかけだしとの相性は全くもって文句なし。山菜の煮汁から来ている旨みも、全体の美味しさを底上げしてくれてます。3杯目になりますが、何の苦もなくペロッと完食。ごちそうさまでした!!
まとめ

ベースのうどんとぶっかけだしのクオリティが高いことを思えば、カップ入りというスタイル、またどんな具材を組み合わせても、美味しさは不変であるということを、今回の3品でまた改めて実感することができました。具材から味わいまで重なるところがなかっただけに、甲乙を付けるのはあまり意味がない気もしますが、食後の充足感と個人的な好みで「ピリ辛肉そぼろぶっかけうどん」を最上位に挙げたいと思います。
なお、販売終了日は告知されていませんが、早期終売となる可能性も十分にありますので、実食をお考えの方はぜひお早めにどうぞ!
(撮影・文◎河西まさあき)