見分け方1:ツルの周りが盛り上がっている

スーパーマーケットにずらりと並んだスイカ。位置的に真上から眺めて選びがちですが、目線を同じくして横からじっくり観察しましょう。

ツルの部分をよく見てみると、凹んでいて周りが盛り上がっているスイカがあります。まん丸で形の良いものを選びたくなりますが、スイカの場合はこの凹みが重要。よく成長し、熟した証拠です。
見分け方2:やさしく撫でてみる

甘みを蓄えたスイカは、黒い模様がくっきり浮かびます。色も濃く、見るからに美味しそうな色合い。指でやさしく撫でてみると、黒と緑の部分が波打つように、でこぼこになっているのがポイント。身はパンパンに詰まっていて、これ以上大きくなれないところまで育っているということなので、味に大いに期待できます。

さて、おいしくスイカを食べるなら切り方にもコツがあります。子どもの頃はスイカの大きい小さいで取り合いになった記憶がありますが、幼稚園の調理師として働いていた知人に、「甘さが均等になり、喧嘩にならない切り方」を教えてもらいました。
甘さが均等になる切り方のコツとは?

スイカの中心に甘みが蓄えられていますので、横向きに輪切りするように2等分しましょう。スイカは割ってみるまで中身がわからないので、この瞬間が一番ドキドキ。

この時、果肉が割れているとガッカリはしますが、実は完熟している証拠でもあるので甘いスイカであることに違いありません。

2分の1、4分の1、8分の1と、好みの大きさで放射線状にカットしましょう。果肉面から切ってももちろんOKですが、皮面から切るとブレずに切れるのでおすすめです。大玉スイカだったので、最終的には16分の1のサイズに切り分けました。

この切り方なら目分量でも、ほぼ同じ大きさにカットできます。果肉の甘さは中心に集中していますので甘さも均等に行き渡りますよ。
調査結果
甘いスイカの見極め方は、ツルの部分が凹み、周りが盛り上がっていて、黒色の模様がはっきりしているもの。表面がツルンとしているものより、緑と黒の部分が波打つようでこぼこになっているものを選んでみましょう。横向きに2等分し、放射線状にカットすれば、甘さの均等な切り分け方になりますよ。
(撮影・文◎亀井亜衣子)