⚫︎ YOASOBIとコラボしたカップ麺がSNSで話題！ 『エースコック』も激推しする2つを食べてみた
「わかめラーメン」を始めとする多彩なカップ麺が大好評を博している『エースコック』より、人気カップ麺「スーパーカップ」シリーズ最新作「スーパーカップ1.5倍×YOASOBI」が6月5日に登場しました。
今回のカップ麺は、超人気音楽ユニット『YOASOBI』とのコラボレーションで、テイストは「電光石火のごま香るホッと幸せ塩とんこつラーメン（以下「塩とんこつ」）」と「電光石火のにんにく香るビリッとやみつき旨辛醤油ラーメン（以下「旨辛醤油」）」の2種類。前者はボーカルのikura氏が、後者はコンポーザーのAyase氏がそれぞれテイストの監修を行ったという、ガチ度高めの仕様となっています。
これは実際に食べてみないとあかんでしょということで、さっそく現物を入手。気になる“電光石火”の味わいを詳しくレポートしたいと思います。それにしても、発売開始直後に最新曲「アイドル」が米ビルボード誌で1位を獲得するとか、タイミングと内容があまりにエグすぎて当事者でもないのにビックリしました。『エースコック』さん、持ってますね（笑）。
「電光石火のごま香るホッと幸せ塩とんこつラーメン」
まずは「塩とんこつ」。蓋を開けてみると、中には粉末スープと調味油の2種類が入っていました。普通のカップ麺と同じように思いますが、粉末スープをいれお湯を注ぎ3分待ちます。
時間になったところで、蓋をはがすと、豚骨の香りが心地よく広がってきました。食べる直前に入れる調味油を入れ早速スープから味わってみること。油感やこってり感は皆無。あっさりとした口当たりで、コクと旨みがしっかり感じられる味わいです。塩味がキツくないのも良いです。
細めでウェーブのかかった麺はスープとの相性バッチリ。具材の刻みネギとごまが、食感と風味にアクセントを加えてくれます。かきたまごは黄色い色味だけで、テイストへの影響はほぼなし。挽き肉っぽい食感は「大豆そぼろ」かな？ チャーシューやメンマなど、食感が強い具材が欲しくなります。
それにしてもこのスープ、なかなかの美味。そのまま完飲できそうだし、ご飯を入れてスープ雑炊ライクにシャクシャクとかっ込むのもアリ。優しい味わいって正義ですね（笑）。
「電光石火のにんにく香るビリッとやみつき旨辛醤油ラーメン」
続いては「旨辛醤油」。こちらは「塩とんこつ」よりも明らかに麺が太めで、食べる直前に入れる液体ダレのスープにかやく、ふりかけの3種が入っています。先にかやくを入れ、お湯を注ぎ食べる直前にスープを入れます。
お湯に溶かして麺と絡ませると、油のオレンジに続いて“辣”の刺激的な香りが漂ってきます。さらに「ふりかけ」と書かれた別添えの小袋を開けてカップに入れると…おわっ、真っ赤な粉がどばっと出てきた！ ああこれ、間違いなく辛いやつだわ。こちらもスープとよく混ぜると、赤味が増して香りも一層スパイシーに。具材はニラと刻みネギ、かきたまご、大豆そぼろで、「塩とんこつ」と同じくチャーシューやメンマは入っておりません。
一気にすするとむせ返ってしまいそうなので、慎重に麺をずずずっ。やっぱり辛かった！ 唐辛子の辛さがダイレクトに口の中を焼いてきますが、辛味が落ち着いてくるとポーク、チキン、ニンニクの旨みが溶け込んだ醤油ベースのスープと。存在感抜群の麺の味わいが余韻のように広がってきます。辛いの後に美味い、辛いの後に美味い…を交互に繰り返してしまうヤミツキ系の味わいです。具材のニラとネギがちゃんと仕事をしてるのが心憎いですね。
「塩とんこつ」のスープが“優しい味わいの正義”なら、こちらのスープは”後引くビリ辛の背徳感”といったところでしょうか。実にギルティです。
まとめ
元のキャラや設定、世界観がよほどぶっ飛んでいるものでもない限り、タイアップやコラボフードのテイストは割と無難なところに落ち着くことがほとんどですが、今回の「スーパーカップ1．5倍×YOASOBI」に関しては、実在するアーティストとのコラボとは思えないほどの個性あるテイストに仕上げられていました。出来上がりをそのままいただいて何の問題もありませんが、チャーシューやメンマ、ゆで卵などの具材を追加でトッピングするのがオススメ。具材のパワー不足から来る食感の物足りなさをカバーして、より美味しくいただくことができると思います。
『YOASOBI』のファンはもちろん、スーパーカップ好きの方も食べて損なしの価値ある一杯となりそうなコラボカップ麺。店頭からなくなり次第、随時販売終了となりますので、実食はぜひお早めにどうぞ！
（撮影・文◎河西まさあき）
