1本で1食分以上を楽しめる巨大「どんどん焼き」

出来上がった「どんどん焼き」「チーズどんどん」「ピザどんどん」を見てビックリ! それぞれ、全長約15cm×幅約10cmの巨大な「どんどん焼き」が登場しました。

その巨大ぶりに加え、重量感もある3種の「どんどん焼き」に圧倒されつつ、店内でいただくことにしました。実は『おやつ屋さん』では、営業時間のうち、連日17時~22時まで『おやつ屋さん酒場』として、受付奥のフロアでお酒と一緒に「どんどん焼き」を楽しめるサービスを実施しています。
スタンダードな「どんどん焼き」は、小麦粉をベースにしたもので、生地の美味しさがギュッと凝縮されている一方、見た目よりも口当たりが軽いです。そして、紅生姜や青のりの味が良いアクセントになっています。重量感だけでなく、その奥ゆかしい味わいを楽しむことができました。

このスタンダードな味わいから派生したメニュー「チーズどんどん」は、チーズの濃厚なコクによってより強い旨みを表現しています。さらに「ピザどんどん」はチーズ、野菜などをたっぷり使用した進化系メニューで、周囲にふんだんにかかったトマトケチャップの酸味との相性も抜群。より強い食べ応えを楽しむことができました。
1本にして1食以上の満腹感を味わえる『おやつ屋さん』の「どんどん焼き」。重量感と美味しさだけでなく、低価格であることを考えれば、行列ができることも十分納得できました。
地元食材をふんだんに使用した「どんどん焼き」を食べてほしい!

軽食としてはもちろん、お酒のおつまみにもピッタリの「どんどん焼き」。今回実食した3種以外にも様々なメニューがあり、どれも食指をそそられるものばかり。これらも全コンプしたくなりました。最後にオーナーの細矢誠治さんに話を聞いてみました。
「東京から伝わった『どんどん焼き』が山形に定着し、その専門店として15年ほど前に『おやつ屋さん』をオープンさせました。地元食材を使うところにこだわりがあり、新鮮な野菜や果物で仕上げています。このことで食材の旨みが引き立ち、一層美味しく感じられます。ぜひ食べていただきたいですね。土日は特に混雑しますが、山形においでの際はぜひお立ち寄りいただければ嬉しいです」(細矢さん)
まとめ:『おやつ屋さん』は確かに行列ができる店だった! そして、その味は、“味・量・価格”の3方ヨシで、地元のソウルフードを未来へと繋ぐ憩いの店でもあった!

噂通りの賑わいだった『おやつ屋さん』。“味・量・価格”の3方ヨシの「どんどん焼き」を片手に、多くの客がワイワイ楽しくコミュニケーションをはかっているようにも思えました。古き良き「どんどん焼き」の味を格段に飛躍させながら、本来の「どんどん焼き」ならではの楽しさも実証し続けるのが『おやつ屋さん』と言っても良いかもしれません。
地元・山形の方はもちろん、山形に旅行などで出向いた際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。山形に根付いた味わい、絶対満足いただけるはずですよ!
(撮影・文:松田義人)