●調査内容：火入れ調理に欠かすことができない「スパイス」。それぞれのスパイスには
どんな効果・作用が期待できるのかを、専門店で教えてもらう！
本格的な冬を迎えています。この時期は、温かいご飯やスープで体を温めたくなりますが、そういった際に立役者になってくれるものが「スパイス」です。
私たちが日常的に使うのは胡椒や山椒などですが、カレー、煮込み料理、揚げ物などでは実に数多くの「スパイス」が使われています。しかし、その「スパイス」一つ一つの効果について「イマイチよくわからん？」という方も多いのではないでしょうか。もちろん筆者もそのうちの1人です。
しかし、「スパイス」個々には人間の体にとって、味わいだけでなく様々な効果をもたらせてくれるものがあると言われています。もちろん、この時期に欲する「体を温める」効果を促進してくれるものもあるのだとか……。そこで今回は、この謎を深掘りすべく、30種以上のスパイスを扱い、来店者はすべてかけ放題で提供しているという東京・新宿の『スパイスBBQ ニコル』にお邪魔し、いろいろ教えを請うことにしました。
「卓上回転焼きグリル」で焼き上げる串焼きに、好みの「スパイス」を自由にかけていただく！
『スパイスBBQ ニコル』は、各テーブルにグルグル回る「卓上回転焼きグリル」が設置されており、オーダーした肉・魚・野菜などの串焼きを顧客が自由に焼き上げる珍しいシステムです。さらに、店内中央に置かれた30種類以上の「スパイス」を自由にかけて、いただくことで、「自分だけの味」を追求できる楽しさもあります。
冒頭でも触れた胡椒や山椒などの比較的慣れ親しんでいる「スパイス」から、カレーでよく使われるターメリックやガラムマサラ、あるいは中華料理でよく使われる花椒、さらにはエルブ・ド・プロヴァンスといった耳慣れないものがズラリ並んでいます。
同店のオーナー・根本康弘さんによれば、「『スパイス』は天然の薬とも言われ、料理の味わいをアップさせるだけでなく、体にとっても良い効果を生み出すものが多い」と言います。それではさっそく、その詳細について教えていただきましょう！
