デカ盛り1kg! うどんの名店『おにやんま』の「とり天&ちくわ天ぶっかけうどん(大)」がコスパも味も最高すぎる!

デカ盛り1kg! うどんの名店『おにやんま』の「とり天&ちくわ天ぶっかけうどん(大)」がコスパも味も最高すぎる!
食楽web

●調査内容:人気うどん店のデカ盛りを調査。『おにやんま』で1kgオーバーの「とり天&ちくわ天ぶっかけうどん(大)」を食べてきた

 JR吉祥寺駅から出て約2分の場所にある、旨い・早い・安いな立ち食いうどんの店で、デカ盛りが味わえるとの情報を聞き、向かったのは『おにやんま 吉祥寺店』。うどんの『おにやんま』といえば五反田や中目黒、新橋などにもあり、いつでもささっと出来立てのうどんが食べられることで人気のお店です。

店頭にある券売機。店イチオシメニューのとり天&ちくわぶっかけをチョイス
店頭にある券売機。店イチオシメニューのとり天&ちくわぶっかけをチョイス

『おにやんま』によく食べにいく人に聞くと、『おにやんま』を知るにはとり天とちくわ天は外せない、ということなので、両方が入った「とり天&ちくわ天ぶっかけうどん(大)」(710円)を選択。そして「追加麺0.5玉」(60円)も2つ。つまり大に麺1玉分をプラスして注文します。

 同店の魅力の一つが、麺を0.5玉(60円)で調整できる点とその価格。今回注文したメニューも合計830円と1000円を切るコスパの良さです。

 店内は中央の厨房を囲むようなコの字型になっています。壁に沿う形のテーブルには仕切りがあり、人の目を気にせず食べられるからなのか、結構女性のお客さんも多いです。

さらっと見えて1091g!「とり天&ちくわ天ぶっかけうどん(大)+1玉分増し」

「とり天&ちくわ天ぶっかけうどん(大)」710円に「追加麺0.5玉」×2で120円、トータル830円。1kg超えで1000円以内はありがたい~
「とり天&ちくわ天ぶっかけうどん(大)」710円に「追加麺0.5玉」×2で120円、トータル830円。1kg超えで1000円以内はありがたい~

 たまたまタイミングが良かったのか、おそらく1分? あっという間にできた「とり天&ちくわ天ぶっかけうどん(大)+1玉分増し」。さすが立ち食いうどんのお店。あっという間です。ネギなどはうどんを受け取る際のカウンター近くに置いてあるので、好みの量をかけて完成。

 まずは計測。直径20cmの器に高さ約8cm、重さは1091g(器の重さを除く)。1kg超えているのに、そんなに大量には見えない。さりげないデカ盛り、といった感じです。

香川のものを使っているという、うどんつゆ。「詳しい中身は企業秘密です(笑)」(店長の二宮さん)
香川のものを使っているという、うどんつゆ。「詳しい中身は企業秘密です(笑)」(店長の二宮さん)

 ということで、計測を終えて速攻一口! 香川のおつゆ、というだけあり、澄んでいてすっきりとした味わい。そしてうどんはツルツルでしこ&もち。さらに、1本がとても長いので、一気にすすると口の中いっぱいになります。

 そしてとり天は3つ。下味の生姜醤油がしっかり効いていて、つゆにしっかりつけなくてもそのままで美味しい。ちくわ天は1本を縦半分にして揚げてあり、じんわりと旨い。衣があることで、サクサク感としっとり感、両方楽しめます。

黄金色に輝くおつゆ。香川の出汁、ということは、讃岐うどんの、いりことか昆布とかがメインなの?
黄金色に輝くおつゆ。香川の出汁、ということは、讃岐うどんの、いりことか昆布とかがメインなの?

「うどんはもちもち感があるけれどコシのある、噛んだ時にもちっと、そして噛み切る時に芯を感じるものに仕上げています。うどんは店内で作っているんですよ」と話すのは店長の二宮祥弘さん。

 うどんの粉は香川にある工場でブレンドしたものを使っているとのこと。そしておつゆは、「香りのいいものを使っています。これは企業秘密で!」とニッコリ。味の要だけあり、簡単には教えられないとのことです。ただ、店独自のブレンドで出汁をとっているので、『おにやんま』だけの味とのことです。

 唯一公開してくれたのは、ちくわ天のちくわが香川のちくわを使っていること。 「ぶっかけうどんの良さは、冷たいので最後まで麺のコシを楽しめることですね。麺好きにとってはどんどんすすりたくなる口当たり、そして天ぷらが入ることで、油が加わるため、出汁の旨みがより一層美味しく感じられるんですよ」。

出来立ては透明感があり、ツルッツルでシコ&もち。スイスイ入ってくるので、デカ盛りなのにドスっと感なし
出来立ては透明感があり、ツルッツルでシコ&もち。スイスイ入ってくるので、デカ盛りなのにドスっと感なし

 いずれのメニューでも(大)を頼む人は結構多く、「おそらく3~4割が(大)で頼みますね」。さらに追加麺を頼む人は、「その中の2割ぐらいですね」。3~4割の中の2割だから、6~8%ぐらい? 思ったより結構いる気がします。

 そして、店長にデカ盛りにした場合の完食のアドバイスを聞くと、「まず、水で口を整えてからですね。出汁を味わって、麺を出汁と絡めて、そして天ぷらへ。受け取りカウンターのところには、しょうが、七味、天かすも置いてあるので、味変を途中で楽しむのもいいと思います」。うどんでも味変がおすすめだそうです。

1本の縦半分なので、存在感のあるちくわ天。この日の長さは約18cm。「とり天、ちくわ天の他に、半熟卵天もよく出ますよ」(二宮さん)
1本の縦半分なので、存在感のあるちくわ天。この日の長さは約18cm。「とり天、ちくわ天の他に、半熟卵天もよく出ますよ」(二宮さん)

 ちなみに、(並)の場合うどんの量は220g、(大)になると倍の440g。なので、(大)に1玉分追加した場合、公式には660gが麺の量になります。ですが、讃岐うどんらしい澄んだ味わいと、ツルッツルの喉越しだから、すいすい食べられます。“気がついたら1kg超えてる”といった体感です。お腹ぺこぺこだけれど、重たいものは食べたくない、とか、時間がないけれど腹一杯になりたい、という時におそらく最適で最強な一杯だと思います。

「うちは朝7時から開いているので、朝ごはんで『かけうどん』を食べにくるお客様も多いんですよ」。出社前にちょっと寄って、あっという間に出てくる『かけうどん』。確かに朝のルーティンに入れたくなります。吉祥寺在住または在勤の人が羨ましい。

「『おにやんま』各店の食べ比べも楽しんで欲しいですね」(店長の二宮祥弘さん)(食楽web)
「『おにやんま』各店の食べ比べも楽しんで欲しいですね」(店長の二宮祥弘さん)(食楽web)

『おにやんま』の楽しみ方を店長に聞くと「週替わりの天ぷらですね。旬の野菜などで作る天ぷらなので、『おにやんま』の他の店とは違うメニューになるんです。それぞれの店のスタッフが趣向を凝らしているので、他の店ではこんな天ぷらが食べられるとか、食べ比べてもらえたら嬉しいですね」。同じ店で週一通ったとしても、違う天ぷらが楽しめるとのことです。

調査結果

 出汁が効きつつも澄んだ味わいのおつゆに、透明感のある、ツルツルの麺、そして存在感のある天ぷら。さらに、混んでなければあっという間に出てくるスピード感。『おにやんま』にハマる人が多いのにも納得のデカ盛りうどんでした。

 ちなみに、冷やしの「並盛りぶっかけ」や、あったかい「かけの並盛り」は350円。大盛りにしても470円。この値段なら、給料前の厳しい日でも満腹になれるからありがたい! 胃袋だけではなく、お財布にとっても優しいうどん店でした。

(取材・文◎いしざわりかこ)

●SHOP INFO

おにやんま 吉祥寺店外観

店名:おにやんま 吉祥寺店

住:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-5-9
TEL:非公開
営:7:00~22:30、土日祝~22:00(L.O.)
休:なし