これ、どこから齧り付けばいい? 衝撃の「カツカレージャンボトースト」高さ18cm!

待つこと数分。やってきたのは、立方体な食パンにカツが立っているトースト。まずは、計測。直径27.5cmのお皿に高さ約18cm、パン自体は1辺約12cm、高さ約10cm。重さは648g。サラダは23g、追いカレーは78g(全て器の重さを除く)。トータル749g。さすがパン。見た目はインパクトがあっても1kgいかないので、気軽に挑戦できるデカ盛りです。

「そもそもジャンボトーストは50年ぐらい前からあるんですよ」と話すのは店長の原さん。「創業者が陶芸作品を展示するギャラリーをやっていたのですが、そこにコーヒー焙煎機を置いて、陶芸の作品を見ながらコーヒーを飲んでもらおうと」。なので、店内の壁には創業当時からの作品も。一部メニューのお皿やカップなどで、作家さんが作ったものが使われていたりします。
「最初は『ハニージャンボトースト』があって、そしてカレーもメニューにあったんです。両方あったから、いつできたのかはわからないのですが、おそらく賄いや、お客さまのリクエストでカレーのジャンボトーストが生まれたんだと思います」。なるほど。確かに材料が揃っていれば、アレンジしてみたい、と思うだろうなぁ~と納得。

そして質問。これ、どこから食べればいいの?「食べ方のマニュアルがトッピングメニューの裏に載ってますよ」と店主。カツの場合はお箸がつくそうです。
ということで、いきなり崩壊しないように、まずはパンの角を手でちぎって一口。カレーが程よく染みて美味しい。そして、また一口ちぎって、今度は温泉卵にディップします。これもまろやかでいい感じ!

もちろんカツもサックサク。カレーが下の部分にしかついていないので、衣のサクサクがキープされている感じです。千切りキャベツとの相性ももちろんいいっ! 本当は、カツをお皿の端に置き直して食べる方が食べやすいのかもしれないけれど、ジェンガ? 棒倒し? 気分で、どこまで崩れないか、パンをちぎりながらじわじわ楽しんでしまいます。
「SNS映えする、ということから一気に拡散されて。7~8年前ぐらいでしょうか。そこからジャンボトースト目当てのお客さまが増えたんですよ」とスタッフさん。見た目にインパクトがあって、食べて楽しくて、しかも美味しい。となると、拡散するのもわかります。
そして、「下の方になってパンだけになったところで、おすすめの追加トッピングがあるんですよ」とのこと。ならばっとシメのトッピングを追加し、頂くことにします!
あまじょっぱ効果で最後までたまらん! 追加トッピングバニラアイスとあずき

カレーやカツ、温泉卵など食べきり、ほぼ白い状態になった食パン。もちろんこのまま食べてもいいのですが、店一押しの追加トッピングは、「バニラアイス」(132円)&「自家製あずき」(165円)。これがまた美味しい。ほんのりカレーが残るパンに、甘くて冷たいアイスに優しい甘さのあずきが染みて、甘じょっぱい味になります。これ考えた人天才!
ちなみにトッピングは、「追加カレー」(209円)、「ホイップクリーム」(132円)、「ハニーシロップ」(55円)などもあり、さらに「ローストンカツ」(462円)も追加可能。甘くするのもカレーやカツをもっと足しちゃうのも自由。とにかく最後の一口まで、パンを美味しく味わえました!

「実はね、ケーキも大きいですね、ってよく言われるんですよ。タルト台は24cmのものを使っているので、一般的なケーキより大きめなんです。だからケーキ類も食べにきて欲しいですね」と店長。中でもジャンボレモンメレンゲタルトがおすすめとのこと。ここでジャンボトーストを食べて、テイクアウトでケーキを購入する人も多いそうです。
酸味がしっかりした、フルーティなコーヒーと、見た目も楽しいジャンボトースト。パンの耳はカリッと、そして中はふわふわ。カレーがよく染みた千切りキャベツは美味しいし、中にいくと実はチーズが入っていてトロトロ感もいい。そして締めのバニラとあんこであっという間に完食してしまった「カツカレージャンボトースト」。
次回は「チーズカレージャンボトースト」にするか、「シナモンアイスジャンボトースト」にするか。これから千葉に来るときは、ジャンボトーストのコンプリート目指します!
(取材・文◎いしざわりかこ)