絶品からあげと爆盛りてりたま唐揚げ丼を実食!

カウンターの上に食券を置いて待つこと5~6分、筆者の“口”を満足させてくれそうな2品の登場です。心を落ち着けて、まずは単品のからあげからいただきます。

サイズはやや小ぶりながら、ガリザク食感の衣を突破すると、肉汁がジュワリととろけ出すよう。うん、これはウマい! あっさりめの味付けですが、旨みは十分。この小さなボディーのどこにそんな旨みを隠していたのか、小ぶりなサイズながらも「あっぱれ!」なからあげで、あっという間に5個を完食しました。ラーメンには申し訳ないですが、からあげにしてよかったと思った瞬間です。

そして今回の主役とも言うべき「爆盛りてりたま唐揚げ丼」。からあげと千切りキャベツが「これでもか!」と言わんばかりに盛り付けられ、照り焼きソースとマヨネーズがかけられています。別の器で出された温泉玉子をのせていざ実食!
からあげは甘めのタレとマヨネーズが”食欲増進”効果を発揮しています。単品からあげではガリザク食感だった衣にもしっとり感が少し加わって、徐々にシャリシャリしたものに変わっていきます。これはご飯が進む! そのご飯には、からあげやタレの味がしっかり染みていて、これまた美味。温泉玉子の黄身を崩しながら食べ進めれば、からあげもご飯もさらに濃厚な味わいに変化していきます。
からあげ、キャベツ、ご飯…と夢中で食べていくと、満足感がピークに到達した頃合いに丼の底が見えてきます。達成感も十分でお腹もいっぱい。これまでさまざまなからあげ丼を食べてきましたが、これは筆者のなかではかなり上位に食い込む逸品でした。次にこちらに訪れたときはとんこつラーメンと一緒に味わってみたいと思います。
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。