
『おぎのや』の「峠の釜めし」といえば、益子焼の土釜に入っているので有名な、あのお弁当。日本を代表する駅弁の一つであり、なぜあんずが入っているんだとか、あの器を食べ終わった後どう活用するかといった議論が定期的に起こる、一度食べたら誰もが忘れられない、昔から愛され続けているお弁当です。
諸説ありますが、北海道のいかめしや横浜のシューマイ、富山の鱒の寿司などと、駅弁御三家の一つと呼ばれているほど全国区で人気です。そんな、『おぎのや』が、6月に神田駅のガード下に新しい店『荻野屋 弦 神田』をオープン。それが釜飯のお店ではなくお蕎麦屋さん! なんで釜飯じゃなくて蕎麦? しかも蕎麦にうるさい客がいっぱいいそうな神田? ということで、疑問を解消しに、お蕎麦を食べに行くことにしました!
おぎのやといえばもちろん「峠の釜めし」!

店内に入ると、カウンター席とスタンド席があり、時間がタイトな神田周辺のビジネスマンもサッと食べられる雰囲気。そして、会計カウンターのところに「峠の釜めし」を発見! さらに、初めて知ったのですが、お馴染みの陶器の釜飯と並んで紙パック(器の形)入りもある。
「紙の器、パルプモールド容器は結構前から販売しているんですよ。数をまとめて買うお客様だと、全て陶器だったら重たいですからね」と話すのは、広報を担当する浦野恵造さん。家族分、会社の同僚分などまとめ買いをする場合、陶器だったら確かに重くて大変。納得です。ちなみに「峠の釜めし」は、売り切れる場合があるので、事前に電話予約をするのがおすすめとのことです。

ランチタイムのメニューはお蕎麦のみ。「鶏ごぼうそば」、「かけそば」、「しらすあおさそば」、「かき揚げそば」、「峠の釜めし」のアタマ×自家製麺かけそばの「峠の釜そば」5種。全てに日替わりのゴハンがつきます。
「峠の釜めし」のアタマとは、峠の釜めしのおかずだけ。鶏肉や栗、ゴボウ、シイタケ、うずら卵などです。もちろんアンズも入っています。峠の釜めしは販売しているけれどランチのメニューにはありません。ランチタイムはテイクアウト限定なんだろうなぁ。