チーズとラー油とカレーがうどんにこんなに合うとは!?「ラー玉カレーうどん(大盛)」約1.3kg

メニューには「自家製椎茸ラー油&温玉に特製カレーが絡み合った癖になる絶妙ハーモニー」と書かれているラー玉カレーうどん。店主に聞くと「お客様からの言葉を借りれば、“背徳感のある美味しさ”だそうです」。うどんで背徳感。ラーメンではよく聞くけれどうどんでは中々聞かない“背徳感”。それは気になる。
ということで、待つことおよそ10分ぐらい? 目の前に出てきたのは、彩りも綺麗なカレーうどん。「カレーはいわゆるうどん屋さんの、出汁の効いたカレーつゆ、具は温泉卵、チーズ、ねぎですね」と店主。椎茸のスライスは、お店オリジナルの自家製ラー油の具、ということですね。

まずは計測。重さは1306g(器の重さを除く)。そして、ただの1.3kg(って言い方もおかしいが)ではないのがこのラー玉カレーうどん。食べる前に天地替えじゃないけれど、全体をかき混ぜると、カレーのつゆにチーズが溶けて絡んで、とろっとろのほぼまぜそば状態。そして麺にしっかり絡まります。見ただけでもドスっと感が強い!

「うちのうどんは讃岐うどん。約15年間、都内の有名うどん店2軒で修行して、11年前にここでオープンしたんですよ」と店主。「カレーはタマネギとニンジンのカレーです。最後に粉カツオをふりかけています。チーズは無料サービスなので、入れても入れなくてもいいですよ」とのこと。
食べてみると、チーズの濃厚感、ラー油の辛さというよりはすっきり感、そして温泉卵のまろやかさが一体となって口の中に広がってきます。色々な味がそれぞれ引き立て合っている、という感じ。カレー、ラー油、チーズなどのバランスがすごくいい。だから食べ始めると勢いが加速していきます。これが店主の言っていた背徳感? 確かにどハマりする美味しさ。うどんのモチモチ、時々ネギのシャキッもいいアクセントになっています。

濃厚な美味しさなんですが、うどんの喉越しがよく、ツルツル、スイスイお腹に入っていく感じ。クドさはなく、出汁の旨さやカレーや玉子、チーズ由来のまろやかさなどに満たされ、幸せな気分に。もし会社の近くに、この味が食べられるうどん屋さんがあったら、週一のルーティンで通う気がする。それぐらい美味しい。うどんの量を増やさず、ゴハンもらって、残った濃厚カレーつゆをゴハンにかけてシメにするのもアリだったかも。最後の一滴まで味わい尽くしたくなる美味しさでした。
ちなみに「ラー玉カレーうどん」は、ランチタイムも夜の時間もオーダー可能。なので、夜に来て、おつまみとお酒でリラックスしたのち、シメで食べるのも良さそうです。「気楽に来て欲しいのが一番だね。うちは飲み放題(2時間 1950円~)もやっているから、料理とお酒を好きに楽しんでもらえればいいよ」と話す店主。
まさに背徳的な美味しさだったラー玉カレーうどん。今後、発作的に、ああ~食べたい~! って衝動にかられて大宮駅まで電車に乗っちゃう可能性が高い気がする。また近いうちに食べに来ること決定です!
(撮影◎小嶋裕 取材・文◎いしざわりかこ)