テンションが上がる! 約1,2kgの山盛りチャーハンが目の前に!

待つこと数分、目の前にやってきたのは、本当~に山・盛・り! 一般的なチャーハンのふた回りは大きなチャーハン、そして、一般的なスープの器より、こっちもふた回りぐらい大きなスープがどーん!
早速計測。直径21.5cmのお皿に高さ約10cm、重さは1,254g(器の重さを除く)のチャーハンに、直径16cm、重さ約405g(器の重さを除く)のスープ。完食すると1.6kg超、というか1.7kg弱。

「えび、ねぎ、卵のシンプルなチャーハンですね。味付けも塩、醤油、コショウなどシンプルなものですよ」と店主。一緒についてきたスープは塩味のわかめスープとのこと。ラーメンスープじゃない。チャーハン専用のスープです。
早速一口! チャーハンはいわゆるしっとり系チャーハン。醤油がコーティングされた、食欲がどんどん湧いてくるしっかりとした美味しさ。チャーハンで口の中が満たされた後に飲むスープは塩味でさっぱり。いいバランスです。スープは生姜やネギ、ニンニクがきいていて、澄んでいながらもメリハリのある味わい。
そして頂上を飾るエビもプリプリで存在感あり。シンプルだけれどまさにプロの味。家庭では再現できない、火の入れ方、塩気、旨み、ふっくらとした口当たり、全てが素晴らしいバランスとなっています。食べていて飽きない。そしてもっと欲しくなってくる美味しさです。

そもそも、なんでこんな大盛りに?「おなかいっぱい食べてもらいたいからですね。オープンした最初からずっとこのボリュームです。家族で仲良く分け合ってみんなが食べられる、そういうお店をやろうと心に決めていたんですよ」と店主。ということはこのチャーハン、大喰いさん向け、というより、家族みんなでシェアして大満足のボリューム、ということですね。
チャーハンを食べるならビッグサイズのシューマイも一緒に!

チャーハンの山をガシガシ食べて攻略している途中で店主が「チャーハンを頼む人は、シューマイも一緒に頼む人が多いんですよ」と声をかけられます。実はこの店、シューマイも名物。シューマイ用の皮ではなく、餃子の皮で包む大きなシューマイです。その重さ1個90g!
過去、常連さんが計ったところ、1個で某有名シウマイの7個分だったとのこと。某シウマイの1個がだいたい16~18gだと考えると、7個は大げさとしても5個分はある、という感じでしょうか。そう考えると、箸で持ち上げてずしっと感じるのに納得です。
実際食べてみると、ひき肉のミチッとぎゅっとジュワッと。シュウマイだけれど旨みたっぷりの肉団子感、もあります。トッピングのカニもちょっと贅沢な気分に。
そして、チャーハンでほぼ隙間なく詰め込まれた胃袋に、密度の高い肉でさらに満腹感がアップしていきます。肉汁最高! なんだけれど、胃の容量に限界が。3つで270g、とはいえ、密度の濃い? いや、強さを感じる? 計270g。チャーハン大盛りを頼んでこれも頼む人、胃力すごすぎです。一人で行く場合、一食2kg程度は余裕で完食できる人のみ、シュウマイを一緒に頼むのをオススメします。

ちなみに店内には、番付表や相撲カレンダー、記念写真などが飾られています。店主に何気なく聞いてみると、実は近くに相撲の「湊部屋」があり、力士の皆さんもよく食べに来るとのこと。力士の皆さんなら、大盛りチャーハンに大きなシューマイ同時注文で余裕だろうなぁ。よくみると、逸ノ城関が食べている写真も飾られています。なるほど~!
チャーハン以外にも、ランチの定食もボリュームがあり、メインの丼と、通常の7~8割のボリュームのラーメンがセットになった「サービスメニュー3」(930円)は人気とのこと。メインのおかずにごはん、スープ、お新香、そしてチーズハンバーグまでついている「サービスメニュー2」(930円)も、恐らくすごいことになっていそうな気がします。定食のメニューは週3で変わるので、飽きずに食べられると常連さんに喜ばれているそうです。
大盛りのチャーハンはシェアOKなので、できれば3~4人で、シューマイや麺料理などとみんなで分け合いながら食べるのがオススメ。「スーラータンメン」(800円)もイチオシとのことなので、次回訪れる際は麺の大盛りを食べに来ようと心に誓ったのでした。
(撮影◎小嶋裕 取材・文◎いしざわりかこ)