約1kgのデカ盛りすぎる「天丼」を食べに『天三』(上野)へ行ってきた!

約1kgのデカ盛りすぎる「天丼」を食べに『天三』(上野)へ行ってきた!
食楽web

 おそらく半世紀以上、いやもっと昔から大盛りを出しているお店があると聞き、向かったのは、上野駅から徒歩約10分、銀座線の稲荷駅から徒歩2分ほどの場所にある、天ぷら・うなぎ・ふぐ料理の店『天三』。創業約70年、家族で切り盛りしているお店です。

席はパーテーションで区切られ、感染対策もバッチリ
席はパーテーションで区切られ、感染対策もバッチリ

 70年前、1950年代の上野といえば、アメ横の原型とされるマーケットができたり、上野駅や公園に多くの浮浪者や孤児がいたり。また、集団就職で東北から若者たちが上野駅に降りたったりと、戦後のカオスな時代から高度成長期へと変わっていく時期。おそらくですが、上野がすごかった時代からあるお店です。

「うちは下町のお店なので、昔は職人さん好みの濃いめの味付けだったんですが、今は少しあっさりめの味付けを心がけています。大盛りがあるのも昔からの名残で、職人さんたちに認めてもらえるよう、満足してもらえる量を、ということで提供しているんですよ」。と話す三代目の中野光照さん。

 ガテン系、体が資本のお客さんに、ボリューム多め&塩気強めでかっ込めるゴハンを提供ということでしょうか。昭和の混乱期からずっと、上野や浅草の働く男たちの胃袋を支えてきたのが、大盛り天丼ということなんですね。