巨大海老天が3尾！スカイツリーの下で、老舗のタワー丼を食べてきた！

巨大海老天が天を衝く、食べるスカイツリー！

　東京スカイツリーのお膝元・墨田区業平にある『そば処 かみむら』。創業40年以上にもなるこちらの名物は＜タワー丼・1,800円＞。桜海老や玉ねぎをふんだんに使ったかき揚げの上に、割り箸よりもやや長い巨大海老天が3本ものっている、話題のメガ盛り天丼のひとつ。のっている、というより「丼に突き刺さっている」という表現のほうがしっくりくるほどの豪快さで、天空に向かってそびえるスカイツリーを彷彿させる。

　オーダーしてから、およそ5～6分で目の前に出てくる。海老天は揚げたてのアツアツだ。写真で見て想像していたよりも大きく、正直度肝を抜かれた。この強烈なインパクトのタワー丼、どうやって食べればいいのか、さすがに戸惑うが、その点は心配ご無用。各テーブルに「食べ方」の説明書きが置いてあり、店員さんに聞いても親切に教えてもらえる。

　さすがにこの状態で丼にフタはできないが、フタが取り皿がわりに一緒に出てくるので、巨大海老天は一旦そちらへ避難。そこへ創業以来注ぎ足し続けて味を守ってきたという甘辛い濃厚な天つゆをたっぷりかけていただくのだ。

　海老天はカラリと揚がっており、海老もプリプリ。歯を立てて噛み切ると「プツン！」と弾力ある音が。これだけのものを3本も食べられるなんて嬉しい限り。付け合わせの大根おろしをのせて食べてみると、さっぱり感も加わるので、食べていてもまったく飽きがこない。天つゆは醤油さしのような入れ物でたっぷり出てくるので、ごはんにもまんべんなくかけ、こちらも豪快にかきこんだ。

　さすが老舗そば屋さん、天ぷらも天つゆも美味しい。スカイツリータウンのすぐそばにあり、休日は行列ができるほどの人気店。付近にはスカイツリーにちなんだお土産やグッズ、飲食を提供しているお店がたくさんあるが、このタワー丼も、名物のひとつになっている。観光ついでにぜひ食べておきたい一品だ。

（文◎松本壮平）