東京一の炒飯と噂の町中華の名店『龍朋』で名物のチャーハンを食べてきた!

東京一の炒飯と噂の町中華の名店『龍朋』で名物のチャーハンを食べてきた!
食楽web

 チャーハンは“食感が命”と言います。一般的にパラパラ派やしっとり派、さらに両方を好むパラしっとり派などもいて、時折、論争が起きたりもします。

 そんな中、新しい派閥にくみする人がいました。それは友人のH君。自分好みの炒飯に出会うと「ポクポクしている」という妙な表現をするのです。実は彼は、なかなかのチャーハン通でして、旨い店をよく知っているし、以前、『男のチャーハン道』という本も貸してくれました。先日、そのH君に「そのポクポクってどんな感じなの?」と聞いてみたのです。すると、しばらく考えて、「神楽坂の『龍朋』のチャーハンを食べたことがないなら、一度行ってみない?」と誘われたのです。

 後日、待ち合わせて『龍朋』に行きました。ちょうどお昼過ぎ。店は気軽な町中華屋というよりも、ちゃんとした老舗中華屋さんといった雰囲気。すでにたくさんのお客さんがいました。入店一番、驚いたのは店内に響く音です。あっちでカチャカチャ、こっちでカチャカチャ。この店では多くのお客さんがチャーハンを注文しており、チャーハンが盛られた八角皿とレンゲがぶつかる音が、店内にこだましているのです。

 食べる前から、その美味しい音にテンションが上がります。さっそく「チャーハン」2つを頼もうとすると、H君は「僕は何度も食べているから、今日は回鍋肉にするよ」と余裕の微笑み。とにもかくにも、いざ実食です。