羊愛&羊感たっぷりのラーメンに驚愕!

月曜18時開店の30分前に到着。すでに店横には先客が5名ほどいました。みんな間違いなく“羊好き”。親近感が湧きます。18時にきっかりに入店すると、まず目に入るのは壁のアクリルボードに書かれたメニュー。手描きで羊男のイラストが描かれており、メニューは定番の「ひつじそば」(1370円)と限定そばの「番紅花そば」(1450円)。さらにこの日は限定「ハイビスカスのラムビンダルー」という料理や、ご飯もののサイドメニューも並んでいます。

サイドメニューの「ひつじコンフィ」(260円)や「マトンティッカ」(600円)、「ラムコンフィごはん」(400円)、「ペコリーノごはん」(削りたての羊乳チーズと羊オイルのごはん)など、まるでビストロのようなメニューも非常に気になりますが、今回は「ひつじそば」と、トッピングに「ひつじコンフィ」をオーダーしてみました。

数分後、登場した「ひつじそば」。その見た目にびっくりしました。これがラーメン!? とくにラーメン史上初トッピングに違いない“ラムテリーヌ”に目が点になります。分厚くて肉々しいテリーヌ。食べてみると、羊肉の個性的な香りにクミン&山椒などのスパイス。ガツンとクセのある羊らしい香りがたまりません。「いやいや、これレストランの一品料理だろ」と突っ込みたくなるほど、レベルが高いんです。
続いてスープを一口。これまた羊の旨みを凝縮した味と香り。塩加減も最高。「これ、一流レストランのコンソメスープだろ」と、またまた突っ込みを入れたくなります。そして、麺は全粒粉が練り込まれた細麺で、羊のコンソメスープの脂と絡まり、麺をすするたびに羊らしさが口中を暴走。そして低温調理のラム肩ロース。ふんわりしっとり柔らかく、ますます羊の味わいが口中に広がります。

そのほか、丼の中にはモロッコインゲンも入っており、箸休めとしてシャキシャキとした食感がいい感じなのです。後半になると、テリーヌから溶け出した山椒がコンソメスープをキリッと味変。食べ進む時間経過も計算されているかのように、じわじわ面白さをましていきます。
そして今回、筆者が追加トッピングした「ひつじコンフィ」は圧巻でした。もはやラーメンのトッピングの1つとは思えないほど贅沢な羊肉料理。これだけで、ワインをボトル1本飲めそうです。
というわけで、食べ終わってみると1370円の「羊そば」は、ちょっとした羊料理のフルコースなのです。なぜ、ラーメンにしたのか? 非常に気になるところです。そこで後日、料理人の方に取材することにしました。