超大盛り! 『ラーメン豚山』の巨大すり鉢ラーメンを食べてきた

超大盛り! 『ラーメン豚山』の巨大すり鉢ラーメンを食べてきた
食楽web

 今年4月にオープン後、ラーメン好き、そして大喰い好きのハートを鷲掴みにしているラーメン店があると聞き、向かったのは、JR御徒町駅から徒歩5分の場所にある『ラーメン豚山 上野店』。
 もやしなどの野菜たっぷり、濃厚スープのいわゆる、“二郎系インスパイア”だけれども、明るい接客、入りやすい雰囲気なのがこの店の良さです。

 早速券売機で、「大ラーメン」880円に、「麺増し」100円を購入。ラーメンが出来上がるのを待ちます。

 券売機のボタンには大ラーメンのところに、麺375g、豚2枚の文字が。麺増し100円のボタンには125gの文字。ということは、麺トータル500g。一般的なラーメン屋さんだと、大体の1杯につき麺140g前後だから、普通の3.5玉強ぐらい?

券売機。大ラーメンは豚2枚、大豚は豚5枚、大豚ダブルは豚8枚。麺は全て375g
券売機。大ラーメンは豚2枚、大豚は豚5枚、大豚ダブルは豚8枚。麺は全て375g

 ちなみに注文時、ニンニクは、抜き、少し(大さじ半杯)、ニンニク(大さじ1杯)、ニンニクマシマシ(大さじ2杯)からセレクト。さらに、野菜も少なめ、標準、野菜、野菜マシマシの4種、背脂も標準、アブラ、アブラマシマシ、味の濃さも標準、カラメ、カラカラの3種から好きなバランスをセレクトできます。全て標準でよければ何も言わないで大丈夫。

 ということで、ニンニクマシマシ、野菜マシマシ、アブラマシマシ、味は標準で注文。ニンニク、野菜、アブラ、味の濃さは追加料金無料。ちなみに追加トッピングだと、生玉子50円、味玉100円、粉チーズ50円、肉かすあぶら50円などがあります。

「大ラーメン」880円+麺増し100円、野菜マシマシ(無料)。直径28cmの巨大すり鉢で目の前に来た~!
「大ラーメン」880円+麺増し100円、野菜マシマシ(無料)。直径28cmの巨大すり鉢で目の前に来た~!

 待つこと数分。目の前にやってきたのは、巨大なすり鉢に、山のように野菜とチャーシューが盛られた、どどーんとした迫力のラーメン。そ、想像していたのよりデカイ!

 スープの出汁は豚骨やセガラ、背脂などで、タレは醤油。麺は平打ちの太麺で自家製麺とのこと。具材は豚バラチャーシューが2枚に、山盛りのもやし&キャベツ。ニンニクも背脂もマシマシにしたのでたっぷり乗っています。

高さは約16cm。すり鉢自体も重く、おそらく器の重さ込みで4kgぐらい? 片手じゃ持てない!
高さは約16cm。すり鉢自体も重く、おそらく器の重さ込みで4kgぐらい? 片手じゃ持てない!

 計測すると、直径約28cm、高さ約16cm、重さは2,568g(器の重さを除く)。大ラーメンに麺追加、野菜マシマシで2.5kg超えになるとは! 麺追加しなくても2kg超えていたのかも!?

 これは伸びたら大変なことになる、と感じ早速一口。濃厚だけどくどくないスープに太麺がしっかり絡み、美味しい~。麺はモチモチ、そして大量のもやしが麺にしっかり絡みつくので、モチモチとシャキシャキが一緒に口の中にやってきます。

スープはやや透明感のある豚骨醤油。背脂が溶け出す後半はさらに濃厚さがアップする
スープはやや透明感のある豚骨醤油。背脂が溶け出す後半はさらに濃厚さがアップする

 続いてチャーシューを一口。脂身が多いので、噛まずに口の中でとろけます。箸で持つだけでも崩れそう。噛まないでいいチャーシューなら、豚5枚の大豚にするのもよかったかも。でも背脂たっぷりで豚5枚はカロリー摂りすぎ? とにかくとろける美味しさにうっとりします。

 スープは序盤だと透明感があり、旨みたっぷりなのにしつこくなく、スイスイ飲める感じ。これ、ご飯にかけても美味しいんだろうなぁ。そういえば券売機にライス100円、大ライス150円もあった。5kgぐらい余裕で食べられる胃袋が欲しい~。

太めの平打ち麺は、平塚にある本社、四之宮商店の麺。豚骨醤油のスープと絶妙の相性
太めの平打ち麺は、平塚にある本社、四之宮商店の麺。豚骨醤油のスープと絶妙の相性

 麺ともやしを同時進行で食べ進めていくのに、さすが2.5kg超え。減った感じがしない。山が多少平地になったものの、まだまだ巨大すり鉢の中には具も麺もたっぷり。ここから味変でペースアップを狙います。

 卓上には白黒コショウ、お酢、醤油の返し、唐辛子があり、お酢をかけるとさっぱり味、コショウをかけると華やかな味に、唐辛子を入れるともちろん刺激的に。味変をそれぞれ楽しみつつ食べ進めるが、へ、減らない。

「お客様の中には、生玉子50円を追加注文して、すき焼きみたいにして食べる人もいますよ」と店長の星 貴之さん。中盤になって、背脂が溶けて濃厚さがアップしたスープに、味がしっかりしみ込んだ麺。なるほど。生玉子が合いそうです。

「野菜、ニンニク、アブラは足りなければおかわりができますよ」(店長の星さん)
「野菜、ニンニク、アブラは足りなければおかわりができますよ」(店長の星さん)

 食べ始めて20分以上経つけれど、まだ完食できない。後半のスープは底にほぐれたチャーシューや溶けた背脂、刻みニンニクなどで濃度がマックス、旨みの塊状態。お腹に余裕があれば、麺追加とかご飯追加とかしたい。けれど、けれどもぉ、胃袋が限界。結局スープを残して終了となりました。

 ちなみに、ツイッターでラーメン豚山、または豚山豚子で検索してフォロワーになると、日替わりで限定サービスがもらえるのでオススメとのこと。

 帰り際、よくよく券売機を見直したら、「小ラーメン」(780円)は麺250gで豚2枚。小で250g! この時点で他の店より山盛りなのに、「大ラーメン」にして麺も追加しちゃうから2.5kg超になっちゃったんですね。大喰い自慢とかではないなら、「小ラーメン」で十分お腹いっぱいになれます。「小ラーメン」なのに大盛りになっている店の大盛りは、20分食べ続けても食べきれない、ものすごいボリュームでした。

(取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

ラーメン豚山 上野店 外観

店名:ラーメン豚山 上野店

住:東京都台東区上野3-17-7
TEL:03-6284-2515
営:11:00~24:00(LO)
休:なし