
食楽web
2016~17年、東京にはバーガー専門店が急増中だが、その中でも最も影響力があると言われる「UMAMI BURGER(R)」が、いよいよ3月24日(金)、東京・青山にオープン。2009年にロスで1号店を開店した際には3時間待ち、6年間で25店舗を展開した超人気店だ。
一気に有名になった理由は、世界的な食のトレンドワード「UMAMI」をそのまま店名にし、実際にうま味を最大限に引き出す調理法で、「繊細な味」のオリジナルバーガーを次々と創作したから。「大味」をイメージさせるアメリカンバーガー界にとってはちょっとした衝撃だったのかもしれない。
たとえば看板商品の「UMAMI BURGER」(1380円)の具材は、ローストトマト、シイタケ、パルメザン、キャラメルオニオンとふっくら肉厚のビーフパティ。バンズは、ポルトガル風のパンで、ミルクたっぷりの甘みとふんわり感を大事にしたオリジナルレシピ。パティは、注文時にレア、ミディアムレア、ウェルダンと焼き方が選ぶことができる。
オーダーが入ってから1つ1つ焼き上げていくシステムに、そこはかとない高級感を漂わせつつも、それだけにとどまらないのが「UMAMI BURGER」のスゴイところ。バンズにカツオや昆布の出汁粉「UMAMIダスト」を練りこんだり、オリジナルの「UMAMIソース」を直塗りしたり。チーズもバーガーごとに種類を変え、チェダー、ゴーダはもちろん、イエローチーズにモルトビールを混ぜたりと、「うま味の相乗効果」を引き出すべく凝りに凝りまくっているのだ。

SAMURAI BURGER
とはいえ、日本は「うま味」の本場。そこで、今回、限定メニューを引っさげて、日本で勝負に挑む。オリジナルメニューの1つが「SAMURAI BURGER」(1380円)。テリヤキ・ソースを絡めたパティとレンコンやなめこを挟み、ワサビが隠し味。もう1つは「U-nami BURGER(ユウナミ・バーガー)」(1280円)。新鮮な真鱈のフライに、ハーブを加えた自家製タルタルソースと隠し味のカレーが味を引き立てる。さて、この隠し味、日本人の舌を唸らせることができるだろうか、楽しみである。

U-nami BURGER
また、バーガー一本勝負だけではないのも興味深いところ。カリフォルニア産のワインやビール、さらにウィスキーやカクテルもスタンバイするなど、LAから表参道への直輸入という自信を十分に感じさせる。種類豊富なフライドポテトも楽しく、「大人のバーガー・バー」としても活用できるはず。
●SHOP INFO

店名:UMAMI BURGER 青山店(3月24日 OPEN)
住:東京都港区北青山3-15-5 Portofino内
営:11:00~23:00(LO22:30)
休:無休