赤坂のテナントビルの一角に「リアルハワイ飯」を食べられる店『オゴ オノロア ハワイ』を発見!

赤坂のテナントビルの一角に「リアルハワイ飯」を食べられる店『オゴ オノロア ハワイ』を発見!
食楽web

 ご飯の上にハンバーグと目玉焼き、そしてグレービーソース。今やすっかりおなじみになったハワイごはん「ロコモコ」。お洒落なカフェや、オーシャンダイニングなどでも人気のメニューですね。

 日本人向け、またはインスタ映えなどでオリジナルアレンジを加えた“おしゃれロコモコ”が多いなか、リアルにハワイの味、本場そのままのレシピで味わえる、隠れ家ハワイ食堂があると聞き、向かったのは赤坂にある『オゴ オノロア ハワイ』。日本語より英語の方が通じる店、と一部ウワサがあるけれど、果たして本当でしょうか?

隠れ家と言われるだけあり、バーやクラブなど、赤坂らしいお店が数多く入るビルの一角にある
隠れ家と言われるだけあり、バーやクラブなど、赤坂らしいお店が数多く入るビルの一角にある

 到着して早速、本場の「ロコモコ」を注文。待っている間にオーナーに噂の真相を聞いてみると。
「あはは。それは、主人が店で対応していた時ですね。主人はハワイ育ちなので、英語圏の方が来ると普通に英語で会話していたので。それで英語のほうが通じるってウワサが生まれたのかと思います」。

 現在ご主人はハワイでケータリングなどの会社を運営中。ハワイ育ち、そして現在もハワイにいるご主人がいるから、現地そのままの味。納得です。

「ロコモコ」ランチ/1,000円、ディナー/1,280円
「ロコモコ」ランチ/1,000円、ディナー/1,280円

 しばらく待っていると「ロコモコ」が提供されてきました。最近のおしゃれなロコモコと違い、シンプルな装いは、ザ・ロコモコという印象です。

「そもそもハワイの料理は、フィリピンや日本、南米など、いろいろな国から来た移民が作ったローカルフード。ロコモコも、もともとはハワイの貧しい学生が、ハワイ島の食堂店主に、安くてボリュームがある食事をお願いしたら、ライスの上にハンバーグ、グレーヴィー、卵で、ロコモコを作ったという言い伝えがあるんですよ」とのこと。

ハンバーグはしっとりやわらか。自家製グレービーソースは、ホッとするおいしさです
ハンバーグはしっとりやわらか。自家製グレービーソースは、ホッとするおいしさです

 ボリュームのあるゴハンの上にハンバーグと目玉焼き、そして上にあるのは?「マカロニサラダです。これもハワイでは定番。移民の人たちにとって、ごはんは高価だったため、マカロニでお腹をみたしてきた歴史があるんですよ」。

 早速ロコモコを食べてみると、オリジナルのグレービーソースが牛100%のハンバーグ&ごはんとベストマッチ。途中で目玉焼きを崩すと、一段とまろやかなハーモニーを奏でます。マカロニはもちろんハンバーグと合うし、ゴハン、お肉、目玉焼きのトリプルは間違いなし! どこか家庭的な、ハワイのママの味のように感じます。

「2チョイスポケ」ランチ/1,200円、ディナー/1,580円
「2チョイスポケ」ランチ/1,200円、ディナー/1,580円

「初めてウチに食べに来た人は、ほとんどロコモコを注文しますね。でも常連さんやウチの店イチオシはこっち!」と出してくれたのが、こちらの「2チョイスポケ」。

 マカロニサラダにライス、そしてゴハンの上にマグロ&アボカドのポケ乗せ。ほぐしたお肉は、ハワイではおめでたい時に食べるという「カルアピッグ」。ごはんの山が2つに、山盛り肉そしてマカロニサラダ。4つの山がそびえる、ボリューミーなメニューです。

ワンプレートだが、それぞれ高さがあり、見た目以上に食べ応えあり
ワンプレートだが、それぞれ高さがあり、見た目以上に食べ応えあり

「ウチに来るのはバリバリ働く、ガッツのある人、食べてパワーチャージしたい人がほとんど。だからボリュームは多めです。気取って食べに来る店ではないのよ(笑)。だから、アサイーボールやパンケーキみたいなおしゃれでかわいいメニューはないんですよ」と話すオーナー。ランチタイムのお客さんは特に、一人で来店してボリュームたっぷりメニューをガッと食べて、午後の仕事に向かう、という人が多いようです。

 食べてみると、マグロ、お肉、マカロニサラダと、おかずには、しっかりと下味がついています。これは、ご飯が進みます。がっつりと食べたい人にはぴったりの一品です。

料理はテイクアウトも可能。「寒い冬こそ、ハワイを感じてください」
料理はテイクアウトも可能。「寒い冬こそ、ハワイを感じてください」

 夜は、不定期木曜日にポリネシアンショーがおこなわれたり、お酒に合う料理が味わえるなど、みんなでワイワイ楽しめる雰囲気に。ハワイのポキコンテストで優勝した「照リポケ」や、タロイモをティーリーフ(葉)で包んだ「ラウラウ」など、ここに来ないとハワイでしか味わえないかも? というハワイ料理も味わえます。

 ハワイアン・オーシャンカフェというと、おしゃれなイメージが強すぎて、ちょっとためらう…という人にこそ、ここはおすすめ。気取らず、しかもボリュームたっぷり、普段づかいのリアルハワイ飯が味わえます。高い・少ない・気取ったイメージの赤坂で、ガッツリ食べられるいい店を見つけました!

(撮影◎奥西淳二 取材・文◎石澤理香子)

●SHOP INFO

オゴ オノロア ハワイ 外観

店名:オゴ オノロア ハワイ(OGO Ono-loa Hawaii)

住:東京都港区赤坂5-1-4 いそむらビル 5F
TEL:03-3585-5337
営:11:30~14:30(LO14:00)、18:00~23:00(LO22:00) ※月ランチ、月火ディナーは予約・貸切のため休み
休:土曜、日曜、祝日 ※2018年12/29~2019年1/13はお休み