中野にできたニンニク料理専門店『Hajimenoippo Nakano』でスタミナチャージしてきた!

中野のにんにく料理専門店『Hajimenoippo Nakano』に行ってみた!
食楽web

最初から最後まで“にんにく”。にんにく料理を食い尽くす!

 調味料や隠し味として欠かせないにんにく。いつもは裏方にまわる存在ですが、パスタや定番料理からデザートにいたるまで、にんにくをたっぷり使った、にんにく料理の専門店こそ、神楽坂の『Hajimeno ippo』。イタリア料理をベースにした創作にんにく料理が評判の店です。

 その人気店が2018年5月、中野店をオープン! こちらの主役も、もちろんにんにくです。年に1度しか収穫できない、貴重な青森県産最高級品「福地ホワイト六片」というブランドにんにくを中心にした料理が並びます。青森の豊かな土壌で育てられた大振りな粒は、とっても甘いんです。例えば、ぶどうの糖度が15~20度に対し、なんと35~40度! そんな甘くておいしい「福地ホワイト六片」をたっぷり堪能できる店が中野にできたとあって、中野飲食店ハンターの筆者はさっそく取材に行ってきました。

『Hajimenoippo Nakano』は、中野駅北口を出て右へ、線路沿いに3分歩くと到着します。

「にんにくの丸揚げ」780円
「にんにくの丸揚げ」780円

 お店に着くと、店長さんから最初の一品に「にんにくの丸揚げ」をオススメされました。すべての料理に使用される「福地ホワイト六片」を、まずは素材そのままで味わって欲しいとのこと。注文すると、10分程で皮ごと揚げられた熱々のにんにくが運ばれてきました。

ゴロっと大振りの粒に期待が高まります
ゴロっと大振りの粒に期待が高まります

 まずはソースを付けずにそのままいただくと、予想以上の甘さと旨味にビックリ! にんにくってこんなに甘くてコクがあるの!?

 その美味しさの秘訣は、低温の油で揚げること。じっくりと揚げていくことで、甘さと旨味を内側から最大限に引き出しているそう。じゃがいものようなホクホク感も最高です。ソースは仙台味噌、塩とごま油、ゆず唐辛子の3種類。1口目はそのまま食べて、にんにくの本来の味を堪能するのが店長オススメの食べ方だそうです。

お店イチ押しのメニュー「海老のラザニア」

「海老のラザニア~ガーリックパン粉焼き~」1,280円
「海老のラザニア~ガーリックパン粉焼き~」1,280円

 次にオススメされたのが、「海老のラザニア~ガーリックパン粉焼き~」。にんにくを効かせたホワイトソースとプリプリの海老が相性抜群のラザニアです。チーズとにんにくの香りが食欲を刺激します。

 じっくり煮詰められたホワイトソースは、桜えびとにんにくの旨味がギュッと詰まった濃厚な味。上にはカリカリのにんにくと炒めたパン粉が乗っています。口の中で桜えび、にんにく、ホワイトソースの味が混ざり合い絶品の一言。少し辛めの味付けなので、お酒のつまみとしても最高です。

これを食べずに帰れない! 新感覚スイーツ「にんにくのアイス」

「自家製にんにくアイスクリーム」580円
「自家製にんにくアイスクリーム」580円

 最後はこちらのアイスで締めるべし! まさかデザートにまでにんにくが使われているとは驚きです。牛乳で煮詰めて臭みを取ったにんにくがバニラアイスに練りまれ、上に乗っているのは甘く煮詰めたにんにくのコンポート。一体どんな味わいなのか? まずはコンポートからいただくと、とても上品な甘さと柔らかな食感。こんなにんにく初めて! 教えられなければ、梨や桃のコンポートと勘違いしてしまいそう。臭みは全くなく、爽やかですっきりとした甘さの中に、つぶつぶの甘いにんにくがアクセントになっている新感覚スイーツでした。

 他にも、にんにくを漬けて作った「にんにく酒」や自家製の「ガーリックチーズ」など、とにかくにんにく尽くしの『Hajimenoippo Nakano』。食後は匂いが気になる可能性大ですが、なんだか力が湧いてくるような気分に。翌日の匂いなんて気にせず、にんにくを食べて元気になりたい方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょう。

(取材・文◎平あきら)

●SHOP INFO

Hajimenoippo Nakano 店内

店名:Hajimenoippo Nakano

住:東京都中野区中野5-32-5 神谷ビル102
TEL:03-5942-6505
営:18:00~23:30
休:月曜日
http://www.nakano-hajimenoippo.com/
※全て税込