
さまざまな大盛り、山盛り、爆盛り料理が味わえる秋葉原エリアのなかでも、肉塊としては最大の大きさ(2020年3月現在/推定)を誇ると思われるのが、『HERO’S ステーキハウス 秋葉原店』の3ポンドステーキ。1ポンド=450gなので、3ポンドは1,350g! その実態を調査しに、朝イチで店へGO。
もともと、1ポンド、2ポンドの大きなステーキを、リーズナブルな価格で味わえる人気店。メキシコ産ビーフの赤身は脂がしつこく感じないため、初心者でも余裕で1ポンド、2ポンドをたいらげているそう。しかし3ポンドとなると1kg超え。そう簡単にはいかないような気もしますが……。

注文して待つこと約30分、鉄板に乗ってやってきたのは……ほ、本当に塊! 鉄板から肉がはみ出るほどの塊です。その姿を見て思わず「肉のエアーズロックやぁ~」…。思わず彦摩呂先生になってしまうほどの衝撃です。肉の断面が崖のようにそびえ立っています。3ポンドの旗が湯気でふわふわ揺れている姿に、この旗、取りにいくぞ~っ! となぜか気合いが入ります。
肉の幅は約18cm、高さは約8cm。8cmの高さの肉ってどういうこと? 人の顔よりでかい塊は、添えられたブロッコリーやトウモロコシをとっても小さく見せてくれます。

ちなみに3ポンドステーキを注文した場合、「フルーティ和風」「クリーミーガーリック」「デミグラス」「にんにく醤油」「ねぎ塩」5種のソースから2つ選べます。でもまずは、焼きたてそのままの味をいっただきま~す!
やや固い、しっかりした食感のイメージがある肩ロース肉ですが、あれ? 思っていたより柔らかくて食べやすい!
「企業秘密ですが、柔らかくなる処理をしているんですよ」と店長さん。なるほど。肩ロースなのにアゴの負担軽め! どんどん肉塊を食べ進められます。

食べ進めていると、さらにスタッフの人が「鉄板を変えましょうか?」。そうなんです。鉄板が冷たくなってきたと思ったら、鉄板チェンジ&温め直しをお願いできます。少し冷めてきたかなぁ~、と思ったらソク鉄板をアツアツに。これでまた切りやすく食べやすくなりました。

途中で味に飽きてきても、卓上に味変アイテムが充実しているので大丈夫! ピリ辛エスニック風に味わうならオリジナルスパイス、さっぱり味わいたいなら「ゆずペッパー」など、新しい味になるとまたおいしく感じるから不思議。肉が赤身肉でしつこくないため、もたれないことも功を奏しているようです。

ちなみに、有料トッピングもあり、大根おろし、とろとろ目玉焼き、とろけるチーズなどがあります。その中には「骨つきフランク」……? 肉に肉のトッピング? どういう意味?
「1ポンドや2ポンドの肉のオーダーの際、もう少し肉を食べたい、という人が注文するんですよ~」と店長さん。なるほど。サイドメニューじゃなくてトッピングとは。肉好きの心をガッチリ掴んで離しません。
ちなみにこの3ポンドステーキ、単品で頼んだ場合は4980円。セットと500円ほどしか変わらないので、ご飯やスープ、サラダを頼んだ方が飽きずに食べられるし、バランスよく食べることができる気がします。そして、3ポンドステーキの場合、注文して20~30分、大体の完食者は40~50分かけて食べきるそうなので、1時間半ぐらいの時間を想定して食べにくるのがおすすめです。
ド迫力の肉塊ステーキを食べた後は、なんだかパワフルになった気分。アクティブに何かしたくなる感覚に! 元気をいっぱいもらったステーキでした。
(撮影◎島本絵梨佳、取材・文◎石澤理香子)
●SHOP INFO

店名:HERO’S ステーキハウス 秋葉原店
住:東京都千代田区外神田1-6-7 秋葉原センタービル 1F
TEL:03-3258-5636
営:11:00~21:45(L.O.21:00)
休:なし(不定休あり)
※価格は全て税抜