スイーツ男子も虜になる甘さ控えめのパフェ

このパフェは、見た目が美しいのはもちろん、甘すぎず、あっさりしていながらも素材の味わい深さを楽しめるのが特徴です。生クリームが満載のパフェが苦手でパフェを食べることがほぼなかったのですが、この店のパフェはそんな人にも自信をもってオススメできる逸品です。

上からパートフィロ、ホワイトチョコベースのトロピカルクリームのモンブラン、フレッシュマンゴーパイナップル、ピニャコラーダ、マンゴームースとラズベリー、最後がモヒートジュレとまさに味の玉手箱。それぞれ個別に食べても美味しいですが、これが一つにまとまるとまた違ったハーモニーを紡ぎ出します。

下に行くにつれてさっぱりした味わいになっていきます。一番下にはライムが効いたモヒートゼリーがあり、後味まで計算され尽くした絶妙な味わいが光ります。
お酒がしっかりと効いたタルトも魅力

続いてオススメしたいのが、タルトです。タンカレーNo.10をふんだんに使ったジンライムのアイスクリームに、カスタードクリーム、アーモンドダマンドのタルト生地をパートフィロで包み、赤ワインとスパイスでコンポートしたチェリーをあしらっています。オレンジ風味のソースが添えられ、さわやかながらも重厚な味わいが堪能できます。

濃厚なアーモンドのしっとりしたケーキと、サクサクした食感のパートフィロにオレンジソースが絡み合い、さわやかなオレンジの風味が口の中に広がります。また、ジンライムのアイスと、赤ワインの風味がしっかり感じられるチェリーが添えられているのも魅力です。

飲み物のセットは種類が豊富で、コーヒーか7種類の茶葉から中国茶や紅茶を選ぶことが可能です。気分やお料理によってお茶が選べるのが非常に良いですね。画像は担洋紅茶の「天使のほほえみ」。すっきり中国茶で普通の紅茶にはない穏やかでほのかな香りが口にひろがり、デザートとの相性も抜群でした。
横田シェフのデザートは、シンプルな食材を活かして、見る、食べる、香り、温度差、食感といった五感で楽しみ、記憶に残るように緻密に考えられています。パーツごとに食べても美味しいですが、一緒に合わせて食べることでより複合的な味わいが楽しめます。土日は予約をオススメしますが、平日の夜なら予約なしでも入店できまるので、この機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
(取材・文◎佐々木倫子)
●SHOP INFO

店名:Rire Ginza(リールギンザ)
住:東京都中央区銀座3-10-14 2F
TEL:03-6278-8270
営:11:30~21:00(LO20:30)、土日祝日11:30~20:00(LO19:30)
休:月(祝日の場合は翌火曜休み)
http://rireginza.com/