「チキンレッグ」は柔らかくてホロホロ

カスタマイズできるスープカレー
メニューを見ると、再食したかった“チキンレッグ”のスープカレーがありました。「やわらかチキンレッグと9種類の野菜」(1,250円)です。迷うことなく、これにまっしぐらなのですが、こちらの注文スタイルは独特でして、ステップ1~5まで、自分で選ぶ必要があるんです。
【ステップ1】は、9種類のカレーから1つを選びます。
人気トップ3は「やわらかチキンレッグと9種類の野菜」、「ジンギスカンと5種きのこの森」(1,490円)「とろとろ炙り焙煎角煮と野菜」(1,280円)。
【ステップ2】は、3種類のスープから選びます。
オリジナルスープ(+0円)、白ゴマや豆乳、味噌に数種類のハーブのソースが加わった「山の幸スープ(+170円)」、カキ・アサリなどの魚介類から抽出したタレを加えた「海の幸スープ(+210円)」の3つのうちから1つ。
【ステップ3】は、トッピングを選びます。
チーズ、納豆、岩海苔、かぼちゃ、揚げ餅、角煮、ザンギ(鶏のからあげ)など全19種類も。ちなみにどのカレーも、キャベツ、うずらの卵、赤パプリカ、キクラゲ、ジャガイモ、ブロッコリー、レンコン、ニンジン、カボチャ等の9品目がデフォルトで入っており、そもそも具沢山です。

【ステップ4】は、辛さ選び。
01~40まで段階があります。05番まではオリジナルの辛味スパイスの量で調節。06~19まではその辛味スパイスとタイ産のグリーンピッキーヌで調節、20~40は辛味スパイス、ピッキーヌ、ハバネロソースで調節といった具合。
【ステップ5】は、ライスの量を選びます。
S100g、M200g、L350gです。
今回は、王道のオリジナルスープで、トッピングは「オクラ」と「ブロッコリー」、中野店限定「とろろ昆布」。辛さは一般的な大辛にあたる「05」にしました。そして登場したのがこちら。


さっそくいただきます!
まずはスープを一口。鼻にスープを近づけただけで、芳醇なスパイスの香りと魚介系の香りが漂います。口に入れると、トマトの優しい酸味、ブイヨンの深い味がジワリと染み渡ります。

このオリジナルスープ、お店の方に伺うと「豚骨、鶏、香味野菜、飴色タマネギ、香草、完熟トマトなど30種類の食材を使用したブイヨンに、数種類の天然素材から抽出した“和風だし”を加え、21種類のブレンドスパイスをプラスしている」のだそうです。何という手間暇!

ターメリックライスをスプーンですくい、スープに浸けてみると…。少しかために炊いてあるので、お米ひと粒ひと粒がスープを吸い込みつつ、食感を失わないので、パラパラとしており、とてもいい具合!

そして待望の「やわらかチキンレッグ」。表面がこんがり焼けていて、フォークでつつくと、ほろほろと崩れます。チキンだけをいただくと、ほんのりとした甘辛醤油味。これを和風だしのスープに浸すと、ますます深い味になるんですよ。スープに入った各野菜は、それぞれの素材の特徴を引き出すために煮たり、素揚げしたり。だから食感もスープの染み具合も違って楽しいんです。

これは札幌で感動した味とまったく同じでした! やっぱり北海道で並んだからこそ、今がある…! そう、成功の反対は失敗ではなく、挑戦しないこと、なのです。というわけで、“並ばない派”の皆さんも、たまには並んで絶品の「柔らかチキンレッグカレー」を試してみてください!
(撮影・文◎土原亜子)
●SHOP INFO

店名:札幌スープカレーGARAKU(がらく)中野店
住:東京都中野区中野5-50-3 KINGビル 1F
営:11:30~15:00(L.O)、17:00~22:30(L.O)
休:月(祝の場合、火休)
http://www.s-garaku.com/