SNSで話題の“白いオムライス”はなぜ白い? 新宿の人気店に聞いてきた!

SNSで話題の“白いオムライス”はなぜ白い? 新宿の人気店に聞いてきた!
ナイフを入れると半熟の黄身がトロ~リ | 食楽web

 洋食屋さんの定番メニューのひとつで、大人から子どもまでみんな大好きな料理といえば、オムライスですよね。黄色いたまごに赤いケチャップソースというイメージが一般的ですが、実はいま「白いオムライス」が話題になっているのをご存知でしょうか?

 今回取材した東京・新宿の『MOUTON(ムートン)』は、お酒とともにピアノの生演奏やジャズなどのライブを楽しめるモダンパブ。こちらの「白いオムライス」(1,800円)が大人気なのです。

モダンな店内はNYのアッパーイーストがモチーフだそう
モダンな店内はNYのアッパーイーストがモチーフだそう

 本来は裏メニューだったものが、あるお客さんのSNSへの投稿がきっかけで一躍お店の看板メニューになったのだそう。

 一体どうやって白いオムライスを作ってるのか、気になりますよね。このオムライス、実は青森産の、“卵黄が白いたまご”を使っているんだそうです。飼料に従来のトウモロコシではなく米を使うことで、白い卵黄を実現したもの。見た目もかわいらしいオムライスができたわけですね。

「白いオムライス」(1,800円) ※要事前予約
「白いオムライス」(1,800円) ※要事前予約

 ライスはチキンライス…ではなく、羊肉のミンチを使ったボロネーゼライス。こってりとした味付けのライスの上には半熟たまごが。こちらは普通の黄身で、ナイフを入れるとトロ~リとこぼれてきます。ケチャップのかわりにかけられたラクレットチーズのソースに混じって、これまた非常にフォトジェニック。羊肉ミンチはライスと相性がよく、口の中でホロリとくずれるやさしい食感です。

 たまごは黄色いものよりもあっさりしていますが、たまご本来の旨みはしっかりと残っており、フワッとした食感も健在。ボロネーゼライスと一緒にすぐ下の半熟たまごを包み込むようにしていただきます。白いたまご、半熟たまご、ボロネーゼライス、ラクレットチーズソース。この“4者”の共演は、口の中を本当に華やかにしてくれます。

 ところで、米で育てた鶏のたまご。トウモロコシで育てたものよりも、悪玉コレステロールを下げる効果が期待できるオレイン酸やリノレン酸が豊富に含まれるそうです。羊肉も低カロリーなので、ますます人気を集めそうですね。

(取材・文◎松本壮平)

●SHOP INFO

店名:MOUTON

住:東京都新宿区新宿3-21-7東新ビル4F
TEL:03-5315-4800
営:月~土/17:00~27:00
  日・祝/17:00~24:00
 (LIVE TIME:19:30~20:15、21:00~21:45、22:30~23:15)
休:なし