【東京の名店】わずか2室のみ!特別な夜に訪れたい完全個室の『かにじぇんぬ 麻布』で「松茸と活蟹コース」を体験

メインは毛蟹と鮑を熱々のまま味わう至福の一皿

鮑肝ソースが絡む毛蟹と鮑の熱々御石
鮑肝ソースが絡む毛蟹と鮑の熱々御石

 熱々の石鍋で提供される「御石(おいし)」は、コースのハイライト。ぐつぐつと煮立つ鮑肝のソースの中には、毛蟹の身と鮑がゴロッと入っています。深みのあるほろ苦さと蟹の甘みが重なり、力強く奥行きのある味わいに。思わず無言になるほどの美味しさでした。

一口では抱えきれないほどの旨みの渦に思わず悶絶
一口では抱えきれないほどの旨みの渦に思わず悶絶
お米が見えないほど贅沢に使われた松茸
お米が見えないほど贅沢に使われた松茸

 大きな土鍋ごと運ばれてきたのは、ツヤツヤと光沢を帯びた松茸ご飯。土鍋の蓋を開けた瞬間、ふわっと松茸の甘く上品な香りが広がります。ほかほかのご飯からは松茸の旨みがじんわりと染み出て、細かく刻まれた松茸のシャキシャキとした歯ざわりも心地よい。お米は程よい弾力を残しつつ、出汁と松茸の旨みが芯まで染み込んでいました。

 ここで、先ほどの「御石(おいし)」でいただいた鮑肝ソースが再登場。

 残った熱々のソースに炊き立ての松茸ご飯を潜らせると、濃厚な肝のコクと蟹の甘みを感じる極上のリゾットに。食べ終わるのが惜しくなるほどの幸福な一皿でした。

ほっと安らぐ上品な甘味でフィナーレ
ほっと安らぐ上品な甘味でフィナーレ

 食後のデザートは、和の心を感じる三種の甘味。甘さ控えめの水羊羹、軽やかな食感の極細芋けんぴ、瑞々しいシャインマスカットとナガノパープル。温かいお茶とともにいただけば心までほっと安らぐ、理想的なコースの締めくくりです。

まとめ

 完全個室という特別なプライベート空間で、職人の手さばきとともに味わう活け蟹料理。 東京にいながら、産地さながらの鮮度と臨場感を味わえる唯一無二の場所です。特別な夜に、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

●SHOP INFO
かにじぇんぬ 麻布

住:東京都港区麻布十番3-10-5 THE CITY 麻布十番Ⅱ CROSS 2F
TEL:03-6809-4987
営:12:00〜14:00、18:00〜23:00
休:不定休
@ kani.azabu