自家栽培の淡路島玉ねぎがウマすぎる!

『シマウマバーガー 淡路島本店』は、北淡インターを降りてすぐ、海のそばに佇むコンテナ型のショップです。店頭には芝生のガーデンテラスが広がり、青空と太陽と磯の香りに包まれて、まるでハワイのような明るい空気感がお店全体を覆っています。
淡路牛を使った「プレミアムバーガー」や、お店のオリジナル「シマウマバーガー」、そのほか、バジルバーガー、チーズバーガーなど多数のメニューがラインナップされています。

一番人気は「シマウマバーガー」(1200円)で、自家栽培の淡路島玉ねぎのフライ(オニオンリング)と、牛9・豚1の合挽を使ったパティ、ベーコン、チーズ、自家製のトマトソース、さらにハンバーガー専用の自家製マヨネーズをバンズで挟んだ一品。なんと本店、支店合わせて月間で1万個も売れるというハンバーガーなんだそうです。
今回は、その「シマウマバーガー」と「2種のあぶりチーズバーガー」を注文してみました。待つこと15分。まず登場したのが「シマウマバーガー」です。

分厚いバンズに挟まり、積み上げられた具材のビジュアルが圧倒的に美味しそうです。ひときわ目立っているのが淡路島玉ねぎで作ったオニオンリング。写真だとパティがチェダーチーズに隠れてチラッとしか見えていませんが、実はこれもかなり分厚いです。とはいえ、やっぱりものすごく肉厚のオニオンリングに目が行きます。まさに、玉ねぎが主役のハンバーガーと言えるでしょう。

いざ、大口を開けてかじってみると……やはりビジュアル通り、淡路島玉ねぎフライの存在感に驚きます。カリッカリの衣、とろりとした食感で甘みたっぷりの玉ねぎは、まるでフルーツのようです。

この淡路島バーガー、実食してみてわかったのですが、玉ねぎが美味しいだけではありません。ハンバーガーとしての総合的なバランス力が何よりスゴい。
まず、こんがり焼かれたバンズが実にイイ。肉々しいパティやオニオンリングの脂を受け止め、自然にまとめてくれます。また、淡路島産のシャキシャキのレタスは肉々しい味わいに清涼感を与え、旨味たっぷりの自家製トマトソースが、ハンバーガー自体の美味しさやグルメ感をグッと底上げする……。
こんなふうに、各具材がすべて有機的につながり合って、見事なハンバーガーをかたち作っているわけです。大きなオニオンリングと分厚いパティ、バンズもしっかりしているので、かなりのボリューム感。大満足のバーガーでした。
(撮影・文◎土原亜子)