どんどん出てくる韓国料理と刺身に大満足&大満腹

オーダーして待つことしばし。料理がお任せでどんどん出てきます。左上から時計回りに刺身の和え物、サザエ、玉子チム、韓国式トンカツ。

カンジャンケジャンは新鮮な生のワタリガニを醤油ダレにつけて熟成させた料理。韓国にはこれを専門に出すお店が多くあります。殻ごとかぶりついてチュウチュウ吸うと、とろりとした身の食感がたまりません。ワタリガニの旨みが口いっぱいに広がります。

これまた最近流行っているタコの刺身・サンナッチです。ウニョウニョ元気に動いています! 箸で掴もうとすると逃げるし、そして口に入れるとくっつくしで、食べるのがなかなか大変。しかしそれが新鮮な証拠。生臭さはまったくなくコリコリの食感です。味付けはごま油と塩で、シンプルながら非常に美味。

次々に出てくる料理をつまみながらマッコリを飲んでいると結構お腹がふくらんできますが、そこへ容赦なく真打ち登場。
高級な温泉旅館で出てくるような舟盛り! 日本の刺身と違う点は、サンチュとエゴマの葉、そしてコチュジャンとニンニクスライスが添えられていることです。

刺身の種類は、鯛、ホタテ、甘エビ、アワビ、サザエ、ホヤなど盛りだくさん。刺身の魚たちは店内の生簀から直行なので、鮮度抜群。
ホヤは日本でも酒肴として呑兵衛に愛されるつまみですが、韓国では昔から人気食材で、一昔前までは日本で獲れるホヤも大部分が韓国に輸出されていました。

韓国刺身はサンチュとエゴマの葉に刺身をのせて、コチュジャン、好みでニンニク、唐辛子と一緒に包んで食べます。野菜がたっぷり摂れてヘルシーかつ、お酒にも合って、とても良い食べ方です。ちなみに醤油とわさびもちゃんと用意されているので、日本式で楽しむこともできます。

刺身の後も、さらに料理が続きます。料理は大体同じなのですが、入荷状況によって多少変わるそうです。写真を載せていないのですが、チヂミ、焼き魚などあと何品かありました。

そして、〆は刺身として出てきた鯛のアラを使った海鮮鍋・メウンタンです。魚を余すことなく使い切るスタイル。美味しいのですが、ここまで来るともうお腹いっぱい! セットだと単品だと頼まないような料理と出会えるのでひたすら楽しいです。新大久保に韓流散歩にお出かけの際は、食事の候補にぜひ入れてみてください。
●SHOP INFO
店名:水産市場 新大久保店
住:東京都新宿区大久保2-7-5 共栄ビル 1F
TEL:03-6380-2268
営:11:30~翌1:00(LO) ランチタイムは11:30~14:30
休:無休
https://lit.link/suisanichiba
●著者プロフィール
工藤真衣子
Photographer:人物を中心に様々な媒体で撮影。グラビア、インタビュー、プロフィール、ドラマ映画スチールなど。ライター:食レポ、レシピ記事は現地系異国メシ、珍しい食材、味のある店など個人的に好きな店や料理を紹介。新宿御苑前で写真館「スタジオ アトリーチェ」経営。