【北海道】朝ごはんは市場で決まり! “好き”だけを詰め込む釧路のご当地名物「勝手丼」が旨い

【北海道】朝ごはんは市場で決まり!“好き”だけを詰め込む釧路のご当地名物「勝手丼」が旨い
食楽web

 好きなネタだけを詰め込んで、自分好みの海鮮を食べたい…。そんな欲望を堂々と叶えてくれるのが、北海道・釧路のご当地名物「勝手丼」です。釧路駅の目の前に広がる「和商市場」では、訪れる人たちが思い思いにネタを選び、世界にひとつだけの海鮮丼を作っています。

 なかでも豊富なネタと親切な接客で評判なのが、今回ご紹介する『さとむら 和商店』。
勝手丼の登録商標を持つ本家であり、ここから釧路名物が全国に広がったと言っても過言ではありません。

勝手丼を全力で楽しむためのルールは3つ!

 勝手丼という名のもとに、本当に自分の好きなものだけを好きなだけ盛り込むのが醍醐味です。

<勝手丼のつくり方>
1.好みの量のご飯を購入(酢飯 or 白飯)
2.丼を持って、好きなネタを選ぶ
3.盛り付けてもらったら、その場でいただきます

市場のみなさん、活気があって朝から元気をもらえます
市場のみなさん、活気があって朝から元気をもらえます

 ご飯は市場内にある『大内商店』など別の店舗で調達。サイズは小盛~大盛まで自由にチョイスできます。その後、『さとむら』に丼を持っていけば、目の前に広がる海鮮パラダイスから好きなネタを選び放題というわけです。

勝手丼の本家、『さとむら』ならではのこだわり

 先ほども申し上げたように、市場内には勝手丼を扱う魚屋さんがいくつかありますが、『さとむら』はその元祖。同社の登録商標であり、仕組みや演出ともに完成度の高い体験が楽しめるのです。

 まずは、ネタの数々。大トロ、中トロを含めたマグロが揃い、定番のサーモン、プリプリのぼたんえび、ウニ、イクラ、ホタテ、ほっけ、ホッキ、時しらずなど、旬の鮮魚を中心に色とりどりのネタが常時30〜40種以上が揃います。

 こんなに種類があると本当にどれにするか悩んでしまいますが、「どう盛るか悩むのも楽しい」、そんな体験が待っていますよ。

 さて、酢飯のご飯の上には「時しらず」「まぐろの中落ち」「だし巻き玉子」「ウニ」をチョイス。このぶりんと大粒なホタテもなんとも素晴らしい~。1つ1つのネタも新鮮なのはもちろん、ネタも大きめにカットされているので、見栄えからも食欲をそそられますよね。

夢のような一杯
夢のような一杯

 カウンター越しに「これを乗せてください」と伝えると、お店の方が笑顔で対応してくれるのも『さとむら』の魅力です。

 販売する川島友和さんは、「勝手丼で、釧路の新鮮な魚介を思いっきり楽しんでいってください。並んでいるネタは、焼いたり茹でたり、炙ったりもできますよ!」と、その場で好みを伝えれば、丼以外の楽しみ方も教えてくださいました。市場ならではのライブ感あふれる食体験、ぜひ足を運んでみてくださいね。

(撮影・文◎加藤朋子)

●SHOP INFO
和商市場 さとむら 和商店
住:北海道釧路市黒金町13丁目25(和商市場内)
TEL:0154-22-3226
営:市場の営業日に準ずる
https://www.washoichiba.com/html/kattedon.html