うどんのトッピングといえば、玉子や天ぷら、油揚げ、牛肉、山菜などが定番ですが、冒頭の写真をご覧ください。生のアボカドのスライスが、そのまま温かいうどんにのっています。冷たいサラダうどんならまだしも、ちょっと不思議じゃないですか?
かけうどんに生のアボカドがのったこの「アボカドうどん」、東京・銀座の名物うどんの1つなんです。これを出しているのは、銀座7丁目にある『太常(だいつね)うどん 銀座本店』。
『太常うどん』の創業は2010年2月。比較的新しいお店だと思うかもしれませんが、実はその母体は、江戸時代から続く八百屋さん(卸業)。5代目の川北晃右さんが大のうどん好きで、自分が食べたいうどんを出したいと、この店をオープンしたんだそうです。
青果卸が本職となれば、当然、野菜や果物のプロ。だからこそ完成した「アボカドうどん」なんですね。とはいえ、その味はやはり体験してみないとわかりません。そこで実際に食べてきたので、その気になる味わいをご紹介したいと思います。