揚げ方やパン粉を調整した2種類のアジフライに舌鼓
![「食べ比べアジフライ定食」1900円。ご飯にみそ汁、漬物のほか、味変用のタルタルソースとおろし山葵がついてきます](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/09/20230907-ajisuki04.jpg)
オーダーから数分で運ばれてきた「食べ比べアジフライ定食」。黄金アジフライはこんがりキツネ色。スタンダードなアジフライという印象です。一方のプラチナアジフライはビックリするほど白く、なんだか美しい!店主によると、「白い衣×黄金アジ=白金(プラチナ)」ということでこのネーミングになったんだとか。
![黄金アジフライ(左)とプラチナアジフライ(右)](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/09/20230907-ajisuki05.jpg)
まずはそのプラチナアジフライからいってみましょう。ひと口食べて、再びビックリ! 食べ慣れたアジフライとはまるで違う食感です。衣に油感がなく、サックリ、フンワリした爽やか&軽やかな歯ざわりです。こんなアジフライは初めて!
アジの味が(ややこしい…)ゆったりと上品に口の中に広がります。黄金アジフライはザ・王道のアジフライ。カリッとした衣の食感が郷愁を誘うような安定の旨さ。やはり魚フライの王様はアジフライだと、あらためて気づかされます。どちらも旨いので、交互に食べるのがよさそうです。
![プラチナアジフライはアジフライの常識を覆すルックスと食感](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/09/20230907-ajisuki06.jpg)
味変用にタルタルソース、おろし山葵が一緒に提供されます。そしてテーブルには醤油、塩、ソースが。筆者のお気に入りは塩。旨みのある塩で、アジフライの旨さが際立ちます。また、タルタルソースはタマゴ感がしっかりしていて、ちょっと洋食風な味わい。そして意外だったのがソース。フルーティーな甘さのあるソースで、これまた相性バツグンです。
ちなみにご飯のお米は富津産コシヒカリ。これが炊き具合も絶妙で、ほどよい粘りと歯ごたえ、そして甘みがあって実に美味。白飯好きな筆者は、おかずナシでこのご飯をドンブリ1杯は軽く平らげる自信があります。
![なめろうには千葉県富津市の齋藤麹味噌工業所の味噌を使用。アジの旨みが凝縮されたような濃厚さでウマし! ご飯にも合います](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/09/20230907-ajisuki07.jpg)
ご飯になめろうをのせて食べても絶品でしたが、お酒のアテにも絶対アリ。次回は居酒屋として営業するディナータイムにお邪魔して、お酒と一緒に楽しみたいと思います。
(取材・文◎松本壮平)