【ベジつまみ】じゃがいも・ゴーヤ・ひじきのマリネ|暑さで疲れた身体には、ほろ苦さが心地よい…という話

働く妙齢男女が直面する「野菜を摂らなきゃ」プレッシャーも何のその。楽しくおいしく、野菜で飲めれば最高! と、酒に合う野菜のおつまみ、通称“ベジつまみ”を提案。外食好き&料理ベタの酒飲み女性ライターが、マクロビ料理家・丸さんの指南を受けつつお届けします。

【ベジつまみ】じゃがいも・ゴーヤ・ひじきのマリネ|暑さで疲れた身体には、ほろ苦さが心地よい…という話
食楽web

 いよいよ本格的な暑さが到来。夏らしくなってまいりました。この季節ならではの野菜と言えばゴーヤ。初めて食べた時はその苦みに驚いたものだが、なぜか病みつきになるから不思議だ。栄養士の知人によると「ゴーヤの苦みには胃腸を整える効果があるから、夏バテにいいんだよ」と言う。なんでもレモン以上にビタミンCも豊富らしい。スーパーでも安く出まわる旬野菜として、ぜひともこのレシピは押さえたいではないか。

 というわけで、丸さんに教わったのがゴーヤを使ったマリネ。豆乳マヨネーズを使ってじゃがいもとひじきを和える、というヘルシーな前菜だ。クリーミーな味を連想していたが、和がらしが効いた大人の風味。ゴーヤを食べる前に、塩もみして苦みを取ってしまうレシピも多いが、このマリネは苦みをあえて残してあるのがポイント。和がらしのツーンとした辛さとゴーヤの苦みが一緒になると、なんとも絶妙な、大人のほろ苦さを醸し出すのだ。

「クリーミーな豆乳マヨネーズで包んでしまうから、ツーンとしたからしも、苦いゴーヤも角が立たない味になるんだと思いますよ」と丸さん。

 暑さで疲れた身体に「ツーンとした苦味」の刺激が気持ちよく染みわたり、食欲をかき立てる。これは、冷やした日本酒と合わせる前菜に最高ではないだろうか。