60種類から選び放題！ ワクワクするオリジナル定食作り
カウンターにおかずがズラッと並んでいて、どれを食べようかと迷っている時間も楽しい！ おかずは麺類を含めて約60種類もあり、揚げ物や魚の煮つけ、和え物など、昔ながらの家庭的な料理が用意されています。仕事で忙しくて食生活が疎かになっているとき、おふくろの味が恋しくなっているときに訪れれば、肩の力が抜けてホッとする食事がとれますよ。
ほうれん草のお浸しや切り干し大根の煮物、サラダなど野菜のおかずも多いので、野菜が不足しがちなときやダイエット中も安心。好きなものをトレーに取ったら、レジ前でお味噌汁とご飯を注文してお会計しましょう。
焼き立てふわふわ！ 名物の「玉子焼き」
『まいどおおきに食堂』の名物は、注文してから焼き上げる「玉子焼き」。店員さんに声をかけると「ネギと紅ショウガをトッピングできますよ」とのことだったので、2つとも入れてもらいました。焼いているところを見せてもらったのですが、ものすごい手際の良さでふっくらとした玉子焼きを作っていましたよ。
焼き立てアツアツの玉子焼きはふわふわしっとり。出汁の風味と旨みが口いっぱいに広がります。オリジナル飼料を与えて育てた鶏の卵が使われており、栄養価が高く色も味も濃厚。ネギのシャキシャキ感と紅ショウガのほどよい酸味が、いいアクセントになっています。
以前、テレビ番組「秘密のケンミンショー」で、関西人が玉子焼きをおかずにご飯を食べる姿が紹介され、SNSでトレンド入りするほど話題になったことがあります。関東では甘い玉子焼きが主流のようで「信じられない」「玉子焼きはおかずにならないでしょ……」と戸惑う声が多く見られました。しかし、関西の玉子焼きは出汁と塩気が効いていてご飯によく合うんです。騙されたと思って、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
パリッとしっとり！ 炭火で焼いた「さば塩焼」
家で焼き魚を作ろうと思うとニオイが気になったり、グリルの片付けが面倒だったりとハードルが高いですよね。『まいどおおきに食堂』では、炭火で焼いた香ばしい焼き魚を食べられます。筆者が訪れた日は、すでに焼いたものが並べられていて、注文すると温め直してくれました。
皮はパリッパリの食感で、身はふんわり柔らかく脂のりが素晴らしい。肉厚で塩加減もちょうど良いですね。噛むと旨みと脂がドバッと染み出てきて、ご飯が一瞬で無くなります。炭で焼くというシンプルな調理法だからこそ、さばが持つ味そのものを存分に楽しめました。
調査結果
手軽におふくろの味を堪能できる『まいどおおきに食堂』。どれも優しい味付けで種類も豊富なので、何度通っても飽きません。素朴なおかずに癒されに行ってみてはいかがでしょうか。
（撮影・文◎安達 春香）
