検証! 本当に食パンはメロンパンに変身するのか? オススメの食べ方を実践!

用意したのは、なんの変哲もない6切200円ほどで買った食パン。そして右上にあるのはダイソーなどの100円ショップにある「ハニートーストカッター」です。
もともとはハニートースト用のグッズで食パンの表面に模様をつけるものなのですが、メロンパンにもちょうど良さそうなので使ってみることにしました。
もちろんそのまま塗っても良いのですが、見た目もメロンパンに近づけるため、ハニートーストカッターで食パンに型をつけます。

食パンに当てて、グッと押すだけ。ポイントは恐る恐るではなく、大胆に押し込むこと。1度で型がついた方が仕上がりがきれいです。力を入れても意外と大丈夫。それっぽい型がつきました。
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2022/05/20220515-nuttemeronpan06.jpg)
次に、「ぬって焼いたらメロンパン」を塗っていきます。パッケージに「塗りすぎ注意」と書かれていましたが、どれくらいがちょうど良いかわからないので、普段バターを塗る時と同じくらいの量を塗ってみました。結果、それでちょうどよかったのですが、甘党の人はもっと多めに塗っても良いと思います。

全体に塗り終えたら、いよいよオーブンで焼きます。どの程度メロンパンが再現されるかドキドキです。
トースターに入れて2~3分ほどで完成。出してみると……。

ほんのり焼き色がついて美味しそう! お砂糖の甘い香りとバターの良い香りが漂います。これは間違いなく、メロンパンの香り。焼いたことで一気にメロンパンに近づき、自ずとテンションが上がります。
驚いたのが、その味。これは昭和生まれと平成生まれで食べた時の感想が全く異なりそう! 昭和生まれにとっては、とても懐かしい味がするんです。最近よくある、こだわりの製法、材料を使って作られる上等なメロンパンではなく、まるで駄菓子のような素朴な味わい。小さい頃によく食べていた、ひと昔前のメロンパンの味です。
平成生まれの人が食べると「ちょっと安っぽい甘さだな」と思うかもしれませんが、昭和生まれの筆者は懐かしくて思わず笑みが溢れてしまう、ホッとする味です。なんだか嬉しくて、気がつけば2枚、ペロリと平らげていました。

食感も良く、表面がバリバリ、ザックザク! オーブントースターで焼いただけで、ここまでしっかり食感が出せることに本日2度目の驚きです。メロンパンのクッキー生地のサクサク感とは少し違いますが、これはこれで美味しい。というより筆者は、こちらの方が好きでした。
思いがけず子供の頃を思い出させてくれた「ぬって焼いたらメロンパン」。特に昭和生まれの人にぜひ試してほしいスプレッドです。コーヒー片手に、昔を思い出して懐かしい気持ちに浸ってみませんか?
(撮影・文◎佐々木 舞)
●著者プロフィール
佐々木 舞
「美味しい」を求め、毎月お給料の半分以上が食費に消える元グルメリポーターのwebライター。美味しいモノがあると聞けば躊躇なく国境も越える食マニアで、これまで食べ歩きした国は60カ国以上。日本のご飯が世界で一番好き。そんな私が見つけた絶品グルメをご紹介します。