
暑すぎる! と思わず叫び出したくなるほどモーレツに暑いある日。そうだ、今日の昼ご飯はキンキンに冷やしたざるそばを食べよう、と決意しました。冷たくてツルツル喉越しの蕎麦に、刻みネギとわさびをのっけて…。などと考えつつ野菜室を覗いてみたら、あろうことかネギがないのです。
「ネギくらい買いに行けば?」と思われるかもしれませんが、ギラギラした太陽の下、むんむんとした熱気のなかを泳ぐようにして、たかがネギ1本のために出歩きたくはありません。なので、「まあ、ネギくらいなくてもいいや」と、そのままワサビと一緒に食べてみることに。

しかし、このネギへのリスペクトを欠いた決断が、想像以上の後悔を呼ぶことに。「焼きそばに紅生姜がない」とか、「カレーに福神漬けがない」とかのレベルじゃありません。本物の蕎麦好きは蕎麦だけを手繰って味わうんでしょうが、素人が家で茹でて作る“ネギのないざるそば”の味気なさたるや。ワサビだけでは到底ネギの穴を埋めることは不可能。
たかがネギだろ、と思うなかれ。印象的には、ミートソースパスタにミートソースがのっていない。それほどの痛手です。この日、筆者は「ざるそばのネギは重要な具材である」ということを忸怩たる思いと共に悟ったのです。
そんな苦い経験をした後日、コンビニでいいものを発見しました。それが「のりたま」で有名な『丸美屋』が出している「やくみ処」(230円)という商品です。

この「やくみ処」は、ふりかけタイプで、「わさび」と「あげ玉」の2種類あり、どちらにもネギが入っています。ちなみに、「わさび」は、乾燥ネギ、ゴマ、かつお削り節、海苔、わさび入り。「揚げ玉」のほうは、乾燥ネギ、ゴマ、かつお削り節、海苔、揚げ玉入り
つまり、これさえあれば、いつでもどこでも「ネギ」が蕎麦にプラスされるわけです。さっそくこのふりかけで蕎麦を食べてみたところ、想像以上に便利かつ美味しかったので、その魅力をご紹介していきましょう。