
皆さんは普段、味噌汁やうどんなどを作るとき、お出汁はどうしていますか?
和食の基本である、昆布やかつお節などからきちんと出汁をとるのが美味しいとわかっていても、ついつい市販の顆粒だしやだし醤油などを使っている人も多いのではないでしょうか。筆者もその一人。いくら「うまみは世界一レベルだよ」なんてことを意識の高い人たちに言われても、実際に毎日やるとなると、難しそうだし、時間もかかりそうで、なかなかハードルが高いものです。
ところが、予約の取れない人気和食店『賛否両論』(広尾)のシェフ・笠原将弘さんが、“普段なら絶対に教えない”という出汁のとり方を教えてくれるイベントがある、という情報が、知人よりもたらされました。
そのイベントは、5月末に東京・神宮前で開催された「食育×クイズ しょくいずアカデミー」。親子を対象にしたイベントで、数々のテレビ料理番組を手掛ける傍らフードアドバイザーとしても活躍する食育プロデューサー吾妻聖子さんがプロデュースする「親子で楽しめる新感覚食育イベント」。このイベントに賛同した笠原さんが特別にゲストとして登場することになったそうです。
これは行くしかない! ということで取材に伺ったのですが…これがすごく簡単だったのです。自宅に帰って真似をして作ってみたら、10分もかからずに極上のお出汁がとれました。
そこで、笠原流の出汁のとり方をご紹介したいと思います。

