説明不要の人気ファストフードチェーン『マクドナルド』では、10月26日より期間限定新作メニュー「時をかけるバーガー」の販売をスタート。いつものバーガーとは趣が異なる仕様と味わいに、お腹を空かせたバーガー好きが放つアツい視線を一身に浴びている模様です。
今回のバーガーは、開催が目前に迫っている「FIFAワールドカップカタール2022」に先駆け、その熱狂を一足早く味わってほしいという想いから誕生したもの。歴代のワールドカップの中からイメージしたテイストで展開され、その内容は2002年日韓大会より「こく旨かるびマック」、2014年ブラジル大会の「ワイルドビーフバーガー オニオンリングチーズ」、そして今年2022年開催の中東・カタールをイメージした「ケバブ風チキンバガー」の3種類となっています。
いずれもサッカーボールに見立てたオリジナルバンズが用いられるなど、見た目からも“半端ないって”感のある今回のバーガー。気になるテイストを実食に確認してみたいと思います!
肉肉しさが堪らない!「こく旨かるびマック」
まずは「こく旨かるびマック」から。3品では唯一のボックス入りということで、フタを開けると、ふわっと甘い香りが漂ってきました。慎重にバンズごと掴んでガブッ。最初に感じたのは甘くて濃厚なカルビソースの味わいで、続いてビーフパティと細かく刻まれたカルビの異なる肉の食感と肉肉テイストが来ます。テリヤキほどではありませんが、とろんとしたカルビソースの甘みと旨み、ビーフパティとカルビの味わいが、柔らかなバンズとひとつになって美味しさのウェーブに。
公式ではカルビが「ピリ辛かるび」と紹介されていますが、ピリ辛感はほとんどナシ。また、サンドされているマヨっぽさのあるスイートレモンソースとレタスも、カルビソースと肉の味わいに圧されて存在感は控え目。本来ならその辺を差し引いたらテイスト的にどうなの? となるはずなんですが、圧倒的なカルビの味わいがそんな懸念を押し流していく、万人に美味しいバーガーです。
完成度の高さは抜群!「ワイルドビーフバーガー オニオンリング&チーズ」
続いては「ワイルドビーフバーガー オニオンリング&チーズ」。包みを開いた時点で溢れ出しているチーズソースと、バンズの下にいるオニオンリングのアピールがかなり強めです。さあ、こちらもガブッといっちゃいます。チーズソースのチェダーなコク、ビーフパティの香ばしさと肉感、そしてスライスベーコンの旨み、ピクルスの酸味と、さまざまなテイストが次から次へとやってきます。
ピリ辛ソースが使われているとのことですが、チーズソースのかかりが薄いエリアを食べたときに弱めのピリ辛感がちょこっと顔を出す程度。また、キーマンとなるはずのオニオンリングもチーズソースとビーフパティの味わいに、存在感をほぼ消されてしまってます。バーガーとしての完成度は高く、普通に美味しいですが、「かるびマック」で感じた”日韓っぽさ”と比べてしまうと、良くも悪くもブラジル感のないバーガーかなというのが正直な感想です。
スパイシーなソースの辛さが癖になる!「ケバブ風チキンバーガー」
最後は「ケバブ風チキンバーガー」。包みを開けた瞬間から甘さとスパイシーさをミックスしたケバブの香りがどどんと来ます。パティがビーフからチキンフィレに変わり、他のふたつとは明らかにテイストが異なるりますが、その分厚さに驚かされます。食べてみると、辛いっ! 刻まれたレタスのシャキシャキ感と、トマトのジューシーさと甘み、スパイスが効いたケバブソースのヒーハーな辛さ、スイートレモンソースのまろやかな甘みとコク、そしてチキンフィレのサクサクな鶏肉の味わい、チーズの風味と、サンドされている食材のテイストが口の中に広がります。
これは確かにケバブ感、そしてカタールがある中東アジア感があります。ケバブソースのピリ辛スパイシーテイストは他のバーガーよりもかなり強いのですが、その辛さと辛さの向こう側に鎮座する旨みのおかげで食べるペースをどんどん加速させます。ウマい、でも辛い。これを例えるなら…そう、ボールを奪おうとせめぎ合うサッカー選手といったところでしょうか!
各バーガーは単品の他に、マックフライポテトMサイズなどのサイドメニュー1品とドリンクMサイズ、マックシェイクSサイズ、カフェラテSサイズのいずれか1品がセットになったバリューセット(+300円)での販売もあります。『マクドナルド』に行かれた際はぜひオーダーして、ゴラッソな味わいを存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。
●DATA
マクドナルド「時をかけるバーガー」
期間:2022年10月26日(水)~11月中旬(予定)
販売:一部店舗を除く全国の『マクドナルド』
https://www.mcdonalds.co.jp/
※価格は全て税込(イートイン・テイクアウト共通)
※一部店舗及びデリバリーでは価格が異なります