旨いのか? ミシュラン店『金色不如帰』の味が『らあめん花月嵐』で食べられると聞いて早速食べてきた!

旨いのか? ミシュラン店『金色不如帰』の味が『らあめん花月嵐』で食べられると聞いて早速食べてきた!
食楽web

「嵐げんこつらあめん」を始めとする美味しいメニューが高い支持を獲得している人気チェーン店『らあめん花月嵐』では、3月30日より期間限定の最新コラボメニュー「真鯛と蛤の塩そば 金色不如帰」を提供しています。

 4年連続でミシュラン1つ星を獲得した超人気ラーメン店『SOBAHOUSE 金色不如帰』。その店主である山本敦之氏による厳しい監修の元、幾度にも及ぶ試作を経て同店の看板メニュー「真鯛と蛤の塩そば」を再現したという今回のラーメン。果たしてどんな味わいとなっているのか、お店での実食にて確認してみたいと思います!

「真鯛と蛤の塩そば 金色不如帰」1000円(税込)
「真鯛と蛤の塩そば 金色不如帰」1000円(税込)

 まずは気になって仕方がなかったスープからチェック。見よ、この黄金の輝きを! といわんばかりの淡い色合いと澄み具合です。そのお味は…角のない塩味とともに「ああ。これが蛤か」と誰にでもわかるほどに強い、貝出汁の旨みが広がります。

 メニュー名にもある真鯛の味わいを拾い切れなかったのは不徳の致すところですが、塩味の中に感じるまろやかさと旨みがきっとそうに違いない、何より、己の鈍舌を嘆いている暇がないほどこのスープが超ウマい! 貝出汁の味わいはお吸い物のような上品さではなく、ラーメンスープを構成する一員として存在しているのがすごいです。

 スープはひとまず置いておいて、麺と具材に行きましょう。全粒粉入りの中細ストレートは、コシを残しつつも気持ち柔らかめの食感です。スープの味わいを邪魔しません。チャーシューは赤っぽい肩ロースが1枚と、白っぽい豚バラ2枚の2種類。どちらも薄切りですが、肩ロースは肉の旨み、豚バラ(イベリコ豚)は脂身からの旨味が、ともに噛み締めるごとにギュッと染み出してきます。

 こんなに美味いなら肉増し(+250円)にしておくんだったと後悔するレベルです。穂先メンマも柔らかで、食感と味わいのアクセントの役割をしっかりと担ってます。何かもう、全部がウマい(語彙力喪失)。

左がトマトソース、右がポルチーニソース
左がトマトソース、右がポルチーニソース

 そして、後回しにしていた2つのスープ味変要員を。赤い小さな塊はトマトソースで、カニ味噌のような色合いの塊はポルチーニソースです。トマトソースはソースというよりもドライトマトそのもので、控え目なフルーツ系の甘味と酸味を演出。一方のポルチーニソースはスープにすぐ溶けだして、ポルチーニ独特のクセのある味わいを加えます。

 そして両者ともスープに対する違和感が全くナシ。初めからそこにいたかのような、シームレスな美味しさを感じさせてくれます。トッピングのルッコラ&バジル(刻まれた緑のやつ)とベーコンビッツ(茶色の粒)も、ラーメンの具材としては異端オブ異端なのにどうしてここまでピッタリ合っちゃうんだろうと唸ってしまうほど。結局、具材どころかスープを完飲してフィニッシュとなりました。

お店の外観(食楽web)
お店の外観(食楽web)

『らあめん花月嵐』では定期で有名店とのコラボメニューを提供していますが、今回の「真鯛と蛤の塩そば 金色不如帰」は歴代でも最強クラス。塩系ラーメンにありがちな塩味の強さは一切なく、スープを飲む度に「この旨みは何から来ているんだろう」と考えてしまう旨さでした。一杯1000円(税込)とラーメンとしてはちょっとお高めの価格ですが、食後はその額に納得できる満足感を得られるはず。ぜひご自身の舌で、ナイス過ぎる味わいを存分に堪能してみてください。

●DATA

『らあめん花月嵐』 真鯛と蛤の塩そば 金色不如帰

期間:2022年3月30日(水)~ ※なくなり次第終了
販売:国内の『らあめん花月嵐』
http://www.kagetsu.co.jp/