とんこつラーメンの本場で磨かれた、唯一無二の“新・熊本ラーメン”

お店で食べられるラーメンは「天外天ラーメン」(950円)と「辛口天外天ラーメン」(980円)。それにトッピングの味玉、ねぎ、メンマ、海苔、サイドメニューとして「チャーシュー丼」を用意しています。
今回はその中から熊本県民が愛してやまない「天外天ラーメン」と「辛口天外天ラーメン」の二杯を一足早く食べてきました!
豚骨+マー油の概念を覆す!新・熊本ラーメン
「天外天ラーメン」

濃厚な旨みがありながら、飲んだ後はあっさりとしているスープは、熊本ラーメン=マー油を使ったラーメンというイメージとは異なる味わい。この、独特な味わいのスープは豚骨のゲンコツを砕けるまで煮込む中に、鶏ガラと熊本の薄口醤油に魚醤を加え、約6時間かけて作っています。シンプルな材料なので、煮込み時間とスープの温度が味を左右するそうです。

この自慢のスープに自家製のガーリックパウダーを全体に振りかけるのが最大の特徴。ひと口食べると、ニンニクを弱火で時間をかけてローストし、粗めに挽いた門外不出のガーリックパウダーが口いっぱいに広がり、パンチのある味わいが生まれます。

豚骨の臭みなどはなく、透明感のあるスープとニンニクの風味がマッチしていて、後を引く美味しさ。麺は細めの博多ラーメンに比べるとやや太いストレート麺で、スープがよく絡んでスルスルと食べられます。本当にあっさりと食べやすく、ニンニクの匂いが残ってもいいなら、朝から食べてもよさそう。今回特別にトッピングされた糸島メンマも通常のメンマにはない新食感で感動ものです。サクサクした食感で、美味しさをUPしてくれます。
豚骨と鶏のWスープを引き立てるピリッと効いた辛味噌が際立つ!
「辛口天外天ラーメン」

看板メニューである「天外天ラーメン」をベースに自家製の辛味噌を溶かし込んだ、濃厚&パワフルなパンチの効いた一杯です。「地元では、常連に大人気のメニューです」と店主が太鼓判を押すラーメンです。

ベースは「天外天ラーメン」で、自家製の辛味噌を溶かしこんでいます。ヒリヒリする辛さではなく、あくまで旨辛。この辛味とニンニクの相性もよく、クセになる味。飲んだ後に食べたくなるのも納得です。

さらに、天外天では無料で楽しめる秘密兵器があるんです。それが、ニンニクの醤油漬け。本店では、以前はテーブルの上に“ご自由にお使いください”状態で置かれていましたが、現在はリクエストをすると無料で提供してくれるシステムになっています。東京駅の店舗でもスタッフの方にお願いすればOK。

こちらは生のニンニクを醤油漬けしたものなので、よりガツンとニンニクの味が広がります。天外天のスープとの相性も抜群なので、ニンニクの匂いが気にならない人は絶対に試して欲しいトッピングです。
ふりかけの元祖!『フタバ』の「御飯の友」

さらに卓上には、ふりかけの元祖と言われている『フタバ』のふりかけ「御飯の友」も置かれています。大正初期に薬剤師の吉丸末吉氏によって考案されたふりかけで、食料不足の当時、カルシウム不足を補うために作られたのか始まり。熊本県民にはその名の通りの“ご飯のお供”で、地元では給食にも出されるソウルフードです。
今回は熊本を知って欲しい、ここを熊本にしたいという店主の小田さんの想いから、テーブルに置かれることに。いりこの風味と特製醤油の味わいで、食べやすく、本当にご飯が進みます。ラーメンと一緒にご飯を注文したら、ぜひふりかけも味わってください。ちなみに、都内でも一部スーパーで購入できるので、自宅でも楽しめます。

2022年2月24日(木・予定)まで限定出店の『天外天』。「佐賀一番摘み海苔(一枚海苔)」と「糸島メンマ」という、高級食材のトッピングが加わった、本店でも食べられないスペシャルバージョンはここでしか食べられない味。熊本ではシメの定番のようですが、1日中いつ食べても美味しいので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
(取材・文◎Ayako)
●SHOP INFO
店名:天外天
住:東京駅八重洲南口地下1階(東京駅一番街 地下1階)
TEL:なし
営:10:30~23:00(22:30 L.O.)
休:なし
※2021年11月12日~2022年2月24日(予定)までの期間限定オープン。
※11/18~11/30の営業時間は11:00~22:30(L.O.22:00)に変更しております。
※新型コロナウィルス感染症の影響により臨時休館や営業時間の変更がございます。最新情報については、東京駅一番街ホームページをご確認ください。