賞味期限5時間の生大福! 完全予約制『あいと電氣餅店』(代々木八幡)とは?

賞味期限5時間の生大福! 完全予約制『あいと電氣餅店』(代々木八幡)とは?
食楽web

 東京・渋谷区の代々木八幡にて営業中の『あいと電氣餅店』では、完全予約制にて賞味期限がわずか5時間の生大福「電氣餅」を販売。11月3日にオープンしたばかりながら、都内及び近郊のスイーツファンを中心に早くも大人気を集めています。

 賞味期限が5時間? そもそも「生大福」「電氣餅」とは一体? という方が圧倒的に多いはず。ということで、その詳しい概要を紹介します。

『宍戸電氣餅』とは?

『あいと電氣餅店』の「電氣餅」は、元々が福島県南相馬で100年以上に渡って愛されてきた老舗和菓子屋『宍戸電氣餅屋』が提供していた“生(き)の大福”がベース。創業時(大正5年)では珍しかった電動餅つき機を導入し、食品添加物が存在しなかった当時の製法を初代から二代目、そして三代目の宍戸貞勝氏が受け継ぎました。特に三代目の宍戸氏が作る「電氣餅」は大きな評判を呼び、南相馬以外の全国各地からお客さんが来店。最盛期には1日で2000個以上を売り上げる大人気を獲得しました。

伝統の味を引き継いだ新生『あいと電氣餅』の旨さの秘密

「電氣餅」は、電動餅つき機で作ったうっとりするほど柔らかい食感のお餅で、羽のように軽く繊細な味わいのこし餡を包んだ大福。餅の柔らかさを維持するための添加物やカビの発生を防ぐ保存料を一切使用していないため、時間の経過とともに硬くなってしまうのが特徴です。

 三代目が作る「電氣餅」の衝撃的な美味しさに出会い、魅入られてしまったのが現在の『あいと電氣餅店』店主にして、南相馬出身の鈴木瞳氏。東北大震災と自身の高齢化により引退を決めていた宍戸氏に弟子入りし、修行の後その製法と味を受け継いで”四代目”を襲名するに至りました。

 四代目の鈴木氏が作る「電氣餅」も、保存料や添加物を一切使用せずに製造。極上の“生大福”をベストの状態で提供するため、現在営業中の『あいと電氣餅店』では受け取り時間を定めた完全予約制にて販売。

 予約した当日にお店で受け取れる人のみ食べられること、そして三代目から継承したその美味しさから、スイーツファンの間では知る人ぞ知る“幻の大福”と呼ばれています。

応援購入サイト『Makuake』でもプロジェクト始動中!

 現在は『あいと電氣餅店』の公式サイトにて予約を行っていますが、より多くの人に「電氣餅」の美味しさを伝えたいと、クラウドファンディングサイト『Makuake』でのプロジェクトを展開。11月29日までの期間限定(受け取り日は来年4月までの間で指定可能)で予約を受け付けている他、お店での「電氣餅」作り体験コース、お店のある代々木八幡で人気のレストラン『aux(オグジュアリー)』とのコラボディナーコースなども用意されています。

 途絶える寸前だった『宍戸電氣餅店』の生大福を受け継いだ“四代目”鈴木氏。その情熱と極上の美味しさがたっぷり詰まった『あいと電氣餅店』の「電氣餅」。気になった方はぜひ同店公式サイト及び、Makuakeのプロジェクトをチェックしてみてください!

●DATA

店名:あいと電氣餅店

住:東京都渋谷区元代々木町54-1
営:水曜~日曜 11:00~14:00(月曜・火曜定休)
TEL:03-5738-7849
価格:5個入 2200円/10個入 4000円/20個入 7000円(いずれも税込)
https://www.denkimochi.com/
※公式サイトでは毎週月曜日朝10時より予約受付、その週の水~日までの受け取りとなります(予約枠の上限に達し次第受付終了)

・Makuake
https://www.makuake.com/project/denkimochi/
※Makuakeでは11月29日まで随時予約受付中(予定数到達で終了)