特大海老と神戸牛の競演にノックアウト!

まず一品目は、年明けの限定メニュー「特大海老天玉子あんかけうどん」をいただきました。ご覧の通り、特大の海老天が強烈な存在感を見せつけています。うどんの上にはとろとろの玉子あんが。そしてカニのほぐし身、ワカメ、三つ葉と彩りも美しい。具材から染み出た旨みもあって、玉子あんはやや海鮮風味。この玉子あんがやたら美味しくて、うどんを差し置いてしばらく飲んでしまいました。

玉子あんの下に控えるうどんを、カニのほぐし身と一緒にすすり込みます。ほどよくとろみのある玉子あんが、カニ身をうどんにうまく絡ませてくれます。さらにワカメと一緒にすすれば磯の香りが漂ってくるようで、ちょっと豪華な海鮮うどんを食べているような印象。
かき玉に覆われているので、うどんは当然アツアツ。食べれば食べるほど体があたたまってきて、完食するとポッカポカ。寒い日にはもってこいのうどんです。

続いて2品目。楽しみにしていた「神戸牛と特大海老天うどん」をいただきます。こちらにも15cmほどもあろうかと思われる特大の海老天がドンとのっかり、その脇には神戸牛が。神戸牛といえば、肉繊維がきめ細かく、上品な甘みのある赤身と、とろりととろける融点の低いサシが特長の肉。これは贅沢!
また、肉と一緒に炊いた白ネギが入っているのがまたいいんです。神戸牛の甘い脂と白ネギの風味が溶け込んでいて、なんとも優雅な味。神戸牛は旨みと甘みが強い! と改めて実感。口の中でホロホロと溶けていくようです。

特大海老天を箸で持ち上げてみましたが、これがズッシリ重い! 衣がツユを吸っているからでしょうが、その重量感に驚かされました。海老は肉厚で、歯を立てると「プッツン」と爽快に噛み切れます。ツユのしみ込んだ衣も美味しい。添えられた生七味を加えると軽くピリッとくる刺激に、さらに食欲をかき立てられます。

というわけで、どちらのメニューも完食。お腹いっぱい、大満足です。体も芯からあったまりました。ちなみに「神戸牛と特大海老天うどん」はお持ち帰りはやっていませんが「特大海老天玉子あんかけうどん」は並・大のみ持ち帰りOK。贅沢な限定年明けうどんを、家庭でワイワイ楽しむのも、お正月らしくていいですね。
(取材・文◎松本壮平)