満足度1位:「ハウス食品 バーモントカレー」

1963年9月に誕生したハウス食品の「バーモントカレー」。発売当時はスパイスのきいた辛いカレーが主流でしたが、りんごとはちみつでやさしい甘さを出した「バーモントカレー」の登場により、子どもからお年寄りまでみんなで食卓を囲める家庭料理としてカレーが普及していきました。現在も国内トップクラスのシェア率を誇ります。

昨今はスパイスブームで辛さを追求した商品もありますが、やっぱりカレーは子どもから大人まで家族みんなで楽しめるのがいいところ。中辛ですが、甘口寄りの味わいが素朴かつ、どこか懐かしさを感じさせます。
ところで商品名の「バーモント」の意味をご存知ですか? 実は「アメリカ北東部のバーモント州に伝わるリンゴとハチミツによる健康法をカレーに応用した」というのが由来だそうです。とすると、ニューヨークカレーやニュージャージーカレーになっていた可能性も……ネーミングって大切ですね。
リピート率1位:「江崎グリコ ZEPPIN」

2005年に彗星の如く現れたのが、江崎グリコの「ZEPPIN」です。高価格帯のブランドですが、これまでになかった本格志向の味わいで、根強い人気を誇ります。デュクセルソースというマッシュルームと香味野菜を炒めたコクのあるソースをベースに、40種類のスパイスを配合した本格派です。

これは初めて食べた時、衝撃でした。とにかくコクが深く、辛みもしっかりしていて大人好みの味わい。カレールウをつまみに酒が飲めるほどの深い味わいです。
期待度1位:「成城石井 おうちでホッとカレールー」

最後は「成城石井 おうちでホッとカレールー」をいただきました。我が家では小さい子供がいるので甘口タイプをよく食べますが、今回は中辛に初挑戦。これが3種類のカレールーの中で、一番辛く感じました。

保存料・着色料は一切使っておらず、健康への配慮も成城石井ブランドならでは。「ZEPPIN」のようなこってり系の味ではなく、スパイスたっぷりで後味はすっきり。値段は一番張りましたが、満足度は高めでした。

どれも三者三様。同じ中辛でも、辛さもスパイスの感じ方も全然、異なりました。子どもがいる家庭で食べやすいのは「バーモントカレー」だし、コクのある濃厚なカレーが好みなら「ZEPPIN」の一択。そして、インド系のようなスパイシーカレーなら「成城石井 おうちでホッとカレールー」がおすすめです。シーンによって食べ分けながら、味わってみてはいかがでしょうか?