サッポロ一番といえば、日本を代表するインスタントラーメンのひとつ。しょうゆ味、みそラーメン、塩らーめんの3種は、日本人であれば誰もが一度は口にしたことがあるのではないでしょうか？
では、そんなサッポロ一番を超一流のシェフがアレンジして作るとどうなるか？ シンプルながら、これまでに誰も思いも付かなかった発想に挑戦、そして、サッポロ一番のアレンジメニューを提供してしまおうというのが、9月25日（金）～10月10日（土）まで虎ノ門横丁に期間限定でオープンしている『サッポロ一番劇場』なのです。
この『サッポロ一番劇場』の仕掛け人は、「超一流のサッポロ一番の作り方」（ぴあ）の著者であり、食楽webにも連載を持つタベアルキストのマッキー牧元氏。そして、その“サッポロ一番”をアレンジすべく料理を考案したのが、銀座『Renge equriosity』西岡英俊氏と、自由が丘『mondo』宮木康彦氏です。
サッポロ一番を知り尽くすプロデューサーと、超一流の料理人によるサッポロ一番のアレンジメニューとは一体どれほどのものか？ これにはサッポロ一番ファンでなくても期待に胸がふくらみますよね。
期間中のランチは3期に分けて営業される『サッポロ一番劇場』。各期3種のサッポロ一番のアレンジメニューがそれぞれ15食限定で登場します。
10月1日（木）～5日（月）は、「香茸と鮎の熟鮓クリームの醤油ラーメン」、「米沢牛の加哩牛肉麺」、「3種イワシのアーリオーリオエ ペペロンチーノ カリカリパン粉がけ」、6日（火）～10日（土）は「上海焼きそば『両面黄』」、「帆立 サフラン イカ墨の味噌ラーメン 虎ノ門仕立て」、「京中式熟成但馬牛スネ肉のソルロンタン『ジャンのキムチとアミの塩辛添え』」というラインナップで、「これがサッポロ一番？」といった見た目からして驚きます。
しかし、何よりそのアレンジの仕方と味わいが実に独創的です。たとえば、塩らーめんなら、宮木シェフはペペロンチーノ風にアレンジしたかと思えば、西岡シェフは但馬牛のすね肉を使い、韓国のスープ料理ソルロンタン風にしたり、しょうゆ味、みそラーメン、塩らーめんをあらん限りのアイデアを使い、サッポロ一番らしさを打ち出すのです。
それでいて、両シェフの持ち味もしっかりと反映されているのですから、西岡シェフと宮木シェフの確かな技術と知識、そしてサッポロ一番へのリスペクトを感じずにはいられません。
そして、驚くべきはディナータイムの営業スタイル。夜はラーメン店としてではなく、お酒とともに楽しめるよう、サッポロ一番のアレンジメニューをコースとして出しているのです。
たとえば、宮木シェフ考案の「サッポロ一番塩らーめんのテッリーナ」は、しいたけ、白菜、人参といった野菜と麺を、塩らーめんのスープでよせてテリーヌに。そのまま食べると、まさに“あの塩らーめん”の味なのに、添えられたアンチョビのソースをつけると味が激変。コク、塩味、レモンの皮による酸味が味を引き締め、これまでにないサッポロ一番の表情を垣間見せる…といった具合。
ほかにも「発酵白菜と豚バラ肉のカルトッチョ」、「羊のムサカ」、「伊勢エビチリ」などと、名前からだけでは想像もつかないアレンジメニューが続々。まさに、サッポロ一番の無限の可能性を楽しみつくせるコース構成となっています。
一事が万事、この調子でアレンジメニューが提供される『サッポロ一番劇場』。マッキー牧元氏、西岡氏と宮木氏の二人の料理人、さらにサッポロ一番がコラボした夢のレストランは、10月10日（土）までの期間限定で営業しています。
これを逃したら二度と楽しむことはできない、サッポロ一番の未知の味わいをぜひ試してみてはいかがでしょうか？
●SHOP INFO
店名：サッポロ一番劇場 ＠虎ノ門横丁
住：東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー3F 虎ノ門横丁
営：11:30～売り切れ次第終了、18:00～21:00（L.O.）、土曜、日曜11:30～売り切れ次第終了、17：30～21:00（L.O.）
https://www.toranomonhills.com/toranomonyokocho/1029.html
※期間は9月25日（金）～10月10日（土）、期間中定休日なし
