喜界島で愛される幻の万能調味料! 「花良治こしょう」の実力はいかに?

喜界島で愛される幻の万能調味料! 「花良治こしょう」の実力はいかに?
食楽web

 柚子胡椒は、唐辛子と柚子をベースに作られる九州生まれの薬味です。近年は、全国的に市民権を得ていますが、九州以外に流通している柚子胡椒はほんの一部。実際には、様々なタイプの柚子胡椒が製造されているそうです。

 その中でも柚子胡椒好きが愛してやまない柚子胡椒の一つがこちらの、鹿児島県・喜界島で愛されている「花良治(けらじ)みかん」を使った「花良治こしょう」です。2020年3月より、東京にも販路を広げたとのことで、早速購入してみました!

爽快感のある香りとメリハリのある辛さにやみつき必至の柚子胡椒!

「花良治(けらじ)こしょう」1188円
「花良治(けらじ)こしょう」1188円

 鹿児島県奄美大島の隣の島、喜界島で獲れる「花良治(けらじ)みかん」は、柑橘類の中でも群を抜いた芳醇な香りが特徴。この希少なみかんを使った花良治こしょうは、島民に大好評で、特産物として島内のみで売られていた幻の調味料です。

 器に移した瞬間から花良治みかん特有の甘く、爽やかな香りが広がりました。花良治みかんの他に、キレの良い辛みの青唐辛子、そして外洋から流れ込む海水から出来た旨味塩で漬け込んだ万能調味料とのこと。すべて喜界島で獲れた食材を使用して作られています。

 元々は、うどん店が麺に合う島特産の調味料ということで開発されたということで、まずは釜玉うどんにかけて食べてみましたが、柚子胡椒と比べると果汁感が強く、ジューシーな香りが特長的です。後からビリっと辛く、塩気もガツンときます。

 みかんの風味が強い分、相反するようにピリっと青唐辛子が刺激的で、塩味もしっかりきかせています。これは非常にバランスが良い! 柚子胡椒はさっぱりとした薬味のイメージがありますが、こちらは香り、塩味、辛味がしっかりついていますので、パスタやチャーハンなどの調味料としても使いやすそうです。

 これは絶対に鶏肉に合うと踏んで、いそいそと手羽先を焼きました。ビリっと辛くて、みかんの甘い香りがなんとも絶妙。これは最高です。ビールにも合います! 肉に塩胡椒などの下味はほとんどつけませんでしたが、全く問題ないです。花良治こしょうだけで味が決まりました。

 購入場所は、東京・有楽町駅にある東京交通会館の中にある「まちからむらから館」と、日比谷駅から徒歩圏内のかごしま遊楽館内の「さつまいもの館(やかた)」の二店舗で購入できます。インターネットでも購入できますので、ぜひお試しを。

●DATA

花良治こしょう

https://item.rakuten.co.jp/oowakinouen/c/0000000225/
※価格は全て税込