
みなさま、新年あけましておめでとうございます。2020年の干支は「ネズミ」ですね。今年もグルメな一年にしたいということで、景気づけにジビエ居酒屋『米とサーカス』から販売する大型ネズミ・ヌートリアの料理を食べてみませんか?
2020年1月2日~1月31日まで期間限定で販売するそうなのですが、正直、同じジビエなら昨年のイノシシの方がよかったと思ってしまいました。
しかしながら、実はこのヌートリア。もともとは、柔らかい上質な毛皮が安価に入手できるという理由で、日本では1939年にフランスから150頭が輸入され国内で飼育されていました。零戦のパイロットの帽子や軍隊の防寒用飛行服の裏地にも使われるなど歴史的な一面をもちます。

頭胴長40-60cm、体重5~9kgとチワワよりも大きいですね。現在は主に西日本の水辺に生息。見た目のゴツさから想像がつきませんが、鶏肉とウサギ肉の中間のような食感で、意外にも柔らかく、中国の一部地域では炒め物や揚げ物としても重宝している食材なのだとか。
そして、このヌートリアを食べられるのが、『米とサーカス』高田馬場、渋谷、錦糸町、『パンとサーカス』(新宿三丁目)の4店舗です。それぞれ提供するメニューが違いますので、これなら挑戦できそうというものに目星をつけておきましょう!
「ヌートリアヌードル」

淡泊ながらもヌートリアの旨みを存分に活かした塩ラーメン。ヌートリアの骨をコトコト5時間以上かけてじっくり煮込み、澄んだ黄金色のスープに仕立てています。付け合わせは、もちろんヌートリアハム。しっとりとやわらかく、噛むごとに旨みの溢れる一枚です。豚や鶏、牛の味にも負けない斬新な一杯をぜひ味わってみてください。
「ヌートリア醤油鍋」と「ヌートリア味噌鍋」

ヌートリアは、この時期にぴったりの獣鍋にしても絶品です。獣鍋は『米とサーカス』開店当初からの人気メニューで、今回はヌートリアの肉とたっぷりの鍋野菜とともにいただきます。かつお出汁をベースに素材の味が活きるあっさり系の醤油鍋か、赤味噌と西京味噌を合わせた少し甘めのスープの味噌鍋を提供します。
「ヌートリアの塩焼き」

「これがヌートリアだ!」、ということで一番味わいをダイレクトに感じられる塩焼きスタイルもおすすめです。淡白で上品なしっとりした身に、お好みでレモンを、そして特製のコチュジャンソースをつけていただきます。
「ヌートリアの唐揚げ」

これはジビエ初心者でも、食べやすい一品です。淡白なお肉なので唐揚げにピッタリ。一般的な鶏の唐揚げよりも軽めなので、女性にもおすすめです。出来立てはサックサクで、衣の中はふわっとやわらか。いくらでもいけそうです。
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都内ではなかなか味わうことのできないヌートリア料理は、全7品提供するということです。次、お目にかかれるのは12年後!? かもしれませんので、この機会にぜひチャレンジしてみてください。
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