歓迎! 美食節。狙いは2日間限定の「チャイナ・ガーデン」@横浜中華街

【EVENT】歓迎! 美食節。狙いは2日間限定の「チャイナ・ガーデン」@横浜中華街

食楽web

第10回「美食節」横濱中華街フード・フェスティバル

 春節、中秋節と節目を祝うイベントも多く、いつ訪れても活気に満ちた横浜中華街。今年で10回を数えるフード・フェスティバル「美食節」は、中華街の魅力を余すところなく届けたいとの思いで始まった人気のグルメイベントだ。今回の美食節は「中国郷土料理フェア」「チャイナ・ガーデン」「親子食育中華料理教室」の3本立て。

 イベント期間中は風薫る5月。屋外での飲食がなにしろ心地いい季節。ここはひとつ屋外で開催される「チャイナ・ガーデン」に注目したい。会場となるのは山下町公園。いささか紛らわしいが海側にある公園とは別もの。こちらは山下町、あちらは山下。くれぐれもお間違いのないように。また、中国風東屋がシンボリックな山下町公園だが、どちらかというと観光名所というより地元の人たちの憩いの場といったほうがしっくりくる公園。もうひとつ間違いのないようにしておきたいのは「チャイナ・ガーデン」の開催日はイベント期間中の最後の土日のみ(5/27・28)。

【EVENT】歓迎! 美食節。狙いは2日間限定の「チャイナ・ガーデン」@横浜中華街

 会場と開催日を正確にお伝えしたところでようやく「チャイナ・ガーデン」のインフォメーションに移ろう。巨大フードフェス会場とは一線を画す憩いのムード漂うこじんまりとした公園内に、中華街のうまいものブースがギュッと集結する。これが2日間だけ出現する「チャイナ・ガーデン」という名のイベントだ。獅子舞のパフォーマンスも予定している。大規模なフェスもいいけれど、ちょっぴり中国文化に触れながら、ローカルなチャイナタウンの雰囲気を味わえるという週末もなかなかオツだ。

 どれどれ、メニューを拝見してみるとする。各種点心、焼きそば、麻婆豆腐丼に始まって、羊肉串、シウマイ串、エビチリ串!?  串!? ここではエビチリも串になっちゃうんだなあ…とほくそ笑む筆者。屋外ならではのカジュアルな串スタイル、なんとも愉快である。

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 中華街のおいしいものと獅子舞のほかに異色の参加店といえば、中華街西門通りに店を構えて45年のBar NORGE(バー・ノルゲ)。イベントでは実店舗でも人気のあるフルーツフローズンカクテルを提供する。中華街のテーマ型ショッピングセンター「横浜博覧館」にあるガーデンテラスカフェからは、甘い香りとかすかな花の香りが特徴の有機茶葉キーマン茶を使ったタピオカミルクティも登場。これも捨てがたい。

「チャイナ・ガーデン」は基本的にチケット制。会場入り口でチケット(1シート500円/50円券10枚綴り)を購入して楽しむべし。

 すでに開催中の「中国郷土料理フェア」は、代表的な北京、広東、四川、上海の4大中華料理だけでなく、福建、山東、湖北、揚州など、中国の各地方の味をとことん楽しもうというもの。昨年同様のフェアだが、好評につき今年は参加店を26店舗に増やしての開催となる。

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 中国の日常の食卓に登場するおふくろの味や家庭料理、日本人にはあまりなじみのないメニューはとても新鮮。長い歴史と広大な面積を誇る中国。地方が変われば料理の個性もがらりと変わる。横浜中華街でお国自慢の地方料理を食べ歩くのはちょっとした中国大陸漫遊紀行の趣きがあっていい。

 なんにせよ、約200もの飲食店がひしめく横浜中華街。お店選びに困ったら、迷わず美食節にあやかるが吉日だ。

●DATA

第10回「美食節」横濱中華街フード・フェスティバル

「中国郷土料理フェア」
日時:2017/5/3日(水・祝)~2017/6/4(日)
場所:参加26店舗(下記、美食節サイトにて)

「チャイナ・ガーデン」
日時:5/27(土)・5/28(日)
場所:山下町公園(横浜市中区山下町135-1)
料金:チケット制(1シート500円/50円券10枚綴り)
http://www.chinatown.or.jp/event/event/201704_01/2017_food_festival_index/