10問程度の簡単な質問に答えるだけでOK
「ビアナビ」は、キリンの酒類技術研究所が蓄積してきたビールの嗜好データ・知見を用いて、国立研究開発法人 産業技術総合研究所に設置された人工知能技術コンソーシアムのAIリビングラボと共同で開発したサービスです。自分のライフスタイルや食の好みなど10問程度の質問に答えると、回答者の好みに合ったクラフトビールを教えてくれます。

これまでにも好みのビールを教えてくれすサービスはありましたが、ビアナビには2つの大きな違いがあります。ひとつは、クラフトビールを飲んだ経験がない人でも使えること。もうひとつは、ビールのサンプルを飲まなくてもレコメンドしてくれることです。
従来はあくまでもクラフトビールを普段から飲む人に向けて、「ピルスナータイプのものが好きか?」などの質問に答えるようになっていましたが、ビアナビでは「パクチーは好きですか?」「料理の献立を考えるのが好きですか?」など日常生活での好みを解凍していくだけで構いません。

また、ビッグデータや各サイトで集められた情報をもとにAIが味を提案してくれるので、利用者がビールのサンプルを飲んでデータを集めてからビールの好みを予測する、といった手間がかからないんです。
4種類のビールからレコメンドしてくれる
現在、ビアナビがおすすめしてくれるのは「ブルックリン ラガー」「JAZZBERY」「Daydream」「496」の4種類となっています。これらはキリンシティプラス池袋WACCA、キリンシティプラス横浜ベイクォーターの2店舗で導入されているクラフトビールで、現在ビアナビが体験できるのはこの2店舗のみ。さらに、利用できる期間12月16日までとなっています。今後はレコメンドするビールの選択肢や導入店舗を増やすことを検討中だそう。

飲み会で使えば会話のネタにもなるので、みんなで自分の好みに合ったビールを頼んで、いろいろ飲み比べてみるのも楽しそうです。
(取材・文◎今西絢美)
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