これぞフルーツビールの王様!「湘南ゴールド」が今年も出た!

これぞフルーツビールの王様!「湘南ゴールド」が今年も出た!
食楽web

 ブームが落ち着き、すっかり生活に定着した感のあるクラフトビール。個性的なフレーバーが多く、特にフルーツビールは普段あまりビールを飲まない層からも支持されています。

 そんな中、湘南のクラフトビール醸造所『サンクトガーレン』から毎年この季節に大人気のフルーツビール「湘南ゴールド」が4月~9月末の季節限定で登場しています。筆者も含め、毎年心待ちにしているファンは多いのではないでしょうか。

 香り高い神奈川県産の湘南ゴールドをまるごと使用しており「泡からオレンジが弾ける」ほどの果汁感と爽やかさが持ち味のビールです。毎年、期間限定でしか味わえない特別なフルーツビールには、一体どんなこだわりがあるのでしょうか。

神奈川県産のオリジナル柑橘「湘南ゴールド」をまるごと使うから旨い

「湘南ゴールド」とは、神奈川県が12年かけて開発したオリジナルの柑橘果物。色味からはレモンのようなイメージですが、香りは他の柑橘と比較してもかなり華やかで、果肉は甘いオレンジ味というギャップがあります。

 この湘南ゴールドを、工場で手切りにし、皮や果肉にいたるまで、ほぼ余すところなく使用しているのがこのビールなんです。そうすることで、グラスから漂う香りから鼻に抜ける香り、そして飲んだ後のゲップ(失礼!)にまで、オレンジの風味を感じられるほどの強いフレーバーを残します。

 このこだわりぶりですが、意外なことに酒税法では「発泡酒」という位置付けです。日本ではビールに果物を使用する時は、麦芽量5%以内と定められていますが、「湘南ゴールド」は麦芽量30%の果物を使用しているために、麦芽率が高くても発泡酒という表記になっていますが、その味わいは世界のビアギークからも高い評価を得ています。

 過去には、「インターナショナル・ビアカップ(旧インターナショナル・ビアコンペティション)」のフルーツビール部門で発売初年から10年連続入賞を果たしているほか、2011年に英国で行われた「ワールド・ビア・アワード」では、フレーバーエール部門でアジアベストを獲得。そして2016年3月、日本外国特派員協会主催「第2回世界に伝えたい日本のクラフトビール2016」にも選出されました。

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 気になる購入方法ですが、公式オンラインショップや京王百貨店新宿店、日本橋タカシマヤ、そごう横浜など各店で販売。サンクトガーレンを取り扱うビアバーでは、樽生で飲めるチャンスもあります! この時期だけの特別な味わいを、ぜひ堪能してみてくださいね。

●DATA

湘南ゴールド

価格:429円(330ml ※税別)
https://www.sanktgallenbrewery.com/beers/shonan-gold/shop.html