賞味期限3秒！？ 原宿に巻きたてパリパリ海苔手巻きの専門店がオープン！

海苔の風味と食感のピークを逃がすべからず！　一番おいしい海苔手巻きの食べ方とは？

　和食レストラン『権八』から、ユニークな新店舗が原宿にオープンしました。今回紹介する新店の『権八 NORI-TEMAKI 原宿』は、巻きたて海苔手巻きの専門店という、これまでにはなかった斬新なスタイル。さっそく巻きたての海苔手巻きを食べに行ってきました。

『権八 NORI-TEMAKI 原宿』の店内に足を踏み入れると、そこには360°のカウンターが配されています。席に着いて、オーダー表に名を連ねる様々なネタの中から好みのものを選べば、丁寧に巻かれた海苔手巻きが目の前に提供されます。

　権八の海苔手巻きを一番おいしく食べる方法は、とてもシンプル。とにかく、巻きたてをすぐに食べること！　ついついネタに意識が向いてしまいがちな海苔手巻きですが、実のところおいしさの鍵を握っているのは、こだわりの海苔。『権八』では、多くの寿司の名店から圧倒的な支持を誇る老舗『丸山海苔店』の「こんとび」を使用。自然な香りと味わい、軽い歯ざわりが特徴で、カウンターに提供された瞬間、まさに巻きたてのパリッとした海苔の食感を楽しむことこそが、一番おいしい食べ方なのです。

王道からヘルシー系まで多彩なお品書き

　海苔手巻き専門店といえども、その楽しみ方は多彩。「とろ」、「うに」、「いくら」などの王道や「サーモンアボカド」のような鉄板メニュー、手作りの海苔佃煮を使用した「海苔わさび」、「長芋明太」、「スパイシーツナ」など少し変わったものも。海苔手巻きは一本あたり40gほどで、ごはん茶碗一杯の4分の1相当なので、女性でも一度に4～5種類の海苔手巻きを味わえるはず。

　アラカルトでの注文はもちろん、3本から6本のセットメニューもあるので、迷った時やお腹の空き具合によってセットで注文するのもおすすめです。

ダイエット中やお酒の〆に嬉しい！　業界初の「カリフラワーライス」

『権八 NORI-TEMAKI 原宿』のお品書きには、さらに特筆すべき点があります。それは、一本あたりプラス50円で、白米をカリフラワーライスに変更できるということ。カリフラワーライスとは、まだ日本ではあまり馴染みがありませんが、カリフラワーをフードプロセッサーにかけ、お米のようなテクスチャーに仕上げて白米の代用品とすることで、糖質とカロリーを抑えることができる注目のヘルシーフードです。

　白米の代わりとは言っても、パラパラとしたカリフラワーライスは本来炒飯やカレーライスなどに適した食材で、海苔手巻きには向いているとは言い難いもの。権八では、アボカドや塩などを使うことで海苔やネタと相性の良い食感と風味に仕上げているといいます。

「長芋明太」をカリフラワーライスでいただいてみたところ、「全く違和感がなく、おいしい！」というのが正直な感想。食感が良く、海苔やネタとの相性も抜群で食べ応えも申し分なし。これで大幅に糖質とカロリーをオフできるのなら、こんなに嬉しいことはない！　と思うくらい満足できるものでした。「オクラ納豆」のカリフラワーライス版もサラダ感覚で食べられておすすめです。

「モダンデザインと日本文化の融合」をテーマに、海外への日本文化の発信を意識して原宿駅すぐの場所に生まれた『権八 NORI-TEMAKI 原宿』。実際に外国人の利用も多く、外国人客には「スパイシーツナ」が特に人気が高いとのことですが、日本人にとっても、新しい海苔手巻きの楽しみ方を知ることは、改めて日本文化の魅力を知ることにも繋がりそうです。

・・・・・・・

　手軽に食べられてヘルシーな海苔手巻きは、ダイエット中の食事やお酒の〆にもピッタリ。6月下旬以降テイクアウトも展開予定とのことで、近くの代々木公園でピクニックのランチなど、様々なかたちで新しい海苔手巻きのスタイルが親しまれていきそうです。