中華そばの名店『春木屋 郡山分店』の煮干し香る絶品ラーメンの魅力とは?【横浜ラー博】

中華そばの名店『春木屋 郡山分店』の煮干し香る絶品ラーメンの魅力とは?【横浜ラー博】
食楽web

●『新横浜ラーメン博物館』の新店『春木屋 郡山分店』を調べてみた

 国内のラーメン好きだけに留まらず、海外からの観光客もこぞって足を運ぶ大人気ラーメンアミューズメントパーク『新横浜ラーメン博物館』では、過去に出店した約40の銘店が約3週間のリレー方式で再出店する、開館30周年に向けたスペシャルプロジェクト「あの銘店をもう一度”銘店シリーズ”」を2022年より展開しています。

 大好評のうちに営業を終えたドイツ・フランクフルト発の逆輸入ラーメン店『無垢ツヴァイテ』に続き、1月15日からはシリーズ第27弾『春木屋 郡山分店』の営業がスタート。東京・荻窪の超人気中華そば店『春木屋 荻窪本店』の技術と味を受け継いだ1番弟子・2番弟子・3番弟子の3人が福島県郡山市で腕を振るう銘店『春木屋 郡山分店』が、『春木屋』としては約13年ぶりに『ラー博』への再出店を果たしました。

東京荻窪『春木屋』とは?

 昭和24年(1949年)に創業し、現在も東京・荻窪で営業中の『春木屋 荻窪本店』は、荻窪が“ラーメンの街”と呼ばれる契機となり、またその名を全国のに轟かせた”荻窪ラーメン”の礎にもなった銘店。創業者の今村五男氏が引退を決め、二代目の幸一氏への代替わりが始まる昭和62年(1987年)に、手塚英幸氏(現『春木屋 郡山分店』社長)が『春木屋』では初めてとなる弟子入りを果たし、続いて2番弟子となる高橋充氏、英幸氏の弟である雅典氏も3番弟子としてお店に弟子入りをします。

現在も営業中の『春木屋 荻窪本店』
現在も営業中の『春木屋 荻窪本店』

 腕を磨き、いつしか『春木屋』の”三羽ガラス”とまで呼ばれるようになった3人は、二代目幸一氏とともに長きに渡ってお店を牽引。晴れて独立を許された後は、手塚氏の故郷である福島県郡山市に『春木屋 郡山分店』を開業(1994年)するに至りました。『荻窪本店』と同様に毎日多くのお客さんが訪れるお店では英幸氏、充氏、雅典氏の3人が今も揃って厨房に立ち、「いつも変わらず美味しい“春木屋のラーメン”」を提供しています。

何年食べ続けても飽きない!『春木屋』のラーメンとは?

 今回の再出店では『春木屋 郡山分店』で出されているラーメンを提供。煮干しの風味と創業以来継ぎ足ししながら使われ続けている“かえし”を使った醤油ベースのスープは、さまざまな旨みに加えて深い奥行きを感じさせる唯一無二のキレとコクを備えています。

 メインメニューの「中華そば」は、刻みネギ、メンマ、海苔、そして大判にカットされたチャーシューとシンプルな具材で構成。手間暇をかけた職人の技が光る仕上がりです。なお、期間中は他にも「煮玉子入り中華そば」や「切り落としチャーシューメン」などが用意されていますので、こちらも合わせてチェックしてみてください。

自家製の中太縮れ麺
自家製の中太縮れ麺

 もう一方の主役となる麺は『郡山分店』の創業時から変わることのない自家製の中太縮れ麺を使用。季節やその日の湿度によって水分の量を変え、また先代から受け継がれる熟練の手もみ作業で、スープとのバランスを考慮に入れながら一番美味しいと思われる太さとコシに調整します。このひと手間が『春木屋』のラーメンの特徴であり、長年に渡って多くのお客さんを魅了してきたつるつるの喉越しとプリプリの食感を生み出しています。

まとめ

 多くの常連さんを虜にし、何年食べ続けても飽きないと評される“春木屋のラーメン”を、この機に心行くまで堪能してみてはいかがでしょうか。なお、営業は1月31日までとなっておりますので、食べ逃すことのないようにスケジュールを整えて『ラー博』へ向かってくださいね!

●DATA

あの銘店をもう一度 ”銘店シリーズ” 第27弾 『春木屋 郡山分店』

期間:2024年1月11日(木)~2024年1月31日(水)
販売:『新横浜ラーメン博物館』地下2階
営:11:00~21:00、土日10:30~21:00(ともにL.O. 20:30)
https://www.raumen.co.jp/