常備したいほど旨い!“セッションIPAスタイル”の「毬花」はどんな味わいのビール?

常備したいほど旨い!“セッションIPAスタイル”の「毬花」はどんな味わいのビール?
食楽web

『COEDO』といえば、海外でも高評価を得ている日本を代表するクラフトビール。洒落たデザインやネーミングなどでも知られ「Beer Beautiful」というコンセプトのもと、本格的なクラフトビールを製造するマイクロブルワリー(小規模醸造所)としても有名だ。

 もともとのコエドブルワリーのラインナップは、日本の色にちなんで命名された「瑠璃(Ruri)」「伽羅(Kyara)」「漆黒(Shikkoku)」「白(Shiro)」「紅赤(Beniaka)」のレギュラービール5種。これに加え、昨年10月「毬花(Marihana)」が新たに加わった。

 そもそも「毬花(Marihana)」は飲食店専用に樽生で提供されていたものだが、「ぜひ自宅でも飲みたい」とのリクエストが多かったビール。定番樽製品の中でも一番人気はなんと「毬花」だという。COEDOより、缶350ml缶・瓶333ml瓶ともに約11年ぶりの新定番商品となる。まるで何年も新作アルバムを発表しない大物ミュージシャンのようではないか。もとい。気になるのはその味わい。一体どんなビールなのだろうか。

 ビールにはピルスナー、ペールエール、ヴァイツェンなど数多くのビアスタイル(タイプ)がある。COEDOファンやクラフトビール愛飲家待望のリリースとなった毬花のビアスタイルは「セッションIPA」というもの。

 IPAといえばクラフトビール界の人気ビアスタイルのひとつ。6~7%とやや高めのアルコール分、強いホップの苦味と麦芽のコク、柑橘系の華やかな香りが特徴のビール。

 セッションIPAスタイルの毬花(Marihana)はというと、IPAの個性はそのままに、アルコールを4.5%まで抑え、クリアな喉越しを追求。何杯も飲みたくなるような飲みやすさが最大の魅力。難しい飲み方をあえてせずに、キンキンに冷やして喉越しでゴクゴクと飲むのがオススメだ。グレープフルーツやシトラスを思わせるアロマホップの華やかな香りと綺麗な苦みが鼻を抜け、口全体に広がる。

 アルコールが低めと聞くとビールビギナー向け? と思うかもしれないが、ビールを飲み続けたいビールラバーのために作られたビールとも言い換えることができる。淡い黄金色、純白の泡、柑橘や南国の果実を思わせる華やかなアロマホップの香りが持ち味で、低めのアルコール分ということで、実際飲みやすい。これなら飲み続けられるし、飲み続けたいと思う人の気持ちもわかる。一貫して変わらぬデザインと毬花カラーもすこぶるいい。

 そんなわけで、以来、記者の冷蔵庫に毬花(Marihana)を常備して久しい。読者のみなさんもぜひ一度お試しを。

●DATA

毬花(Marihana)」
希望小売価格:267円(税別)
容量:350ml(缶)、333ml(瓶)
度数:4.5%

>>COEDO